熊本電力のオール電化プランの評価
九州エリアで提供されている熊本電力のオール電化プラン。九電や他の新電力のオール電化プランと比較しながら、メリット・デメリットを解説します。)
目次
料金プランの解説
料金メニューやサービスについて解説します。
「最安値水準」の料金単価
地盤である九州電力エリアに対応しています。九州電力の以下の3つの料金メニューに対応した3つのプランがあります。
- 季時別電灯
- 時間別電灯
- 電化でナイト
いずれの料金メニューについても、九電と比較して基本料金が10〜20%安、電力量料金についても同額〜最大12%引きに設定されています。一般的なオール電化住宅では、九電と比較して毎月500〜1500円程度の節約になるでしょう。
新電力はそもそもオール電化プランを提供していないところが多く、熊本電力も一般向けプランの提供開始から4年遅れての投入となりましたが、数少ないオール電化プランの中でも「最安水準」といえる料金水準を実現しています。
支払い方法は?
口座振替、クレジットカードと、数百円の手数料がかかってしまいますがコンビニ払いも可能です。
解約時の違約金は?
個人名義の契約の場合、違約金等は発生しません(契約上は1年契約)
熊本電力オール電化プランの評価
他社と比較してメリット・デメリットを明らかにします。
最安値水準・割高にならない料金設定
記事前半でも紹介したように、最安値水準の料金単価が熊本電力のオール電化プランの最大のメリットと言えます。
九州では他にもイデックスでんきや新電力おおいたなどがこれまでにもオール電化プランを提供してきましたが、それらと比較しても熊本電力のオール電化プランは安いです。
また、新電力が提供しているオール電化プランの中には、大手電力会社のオール電化プランと比較して明らかに割高になる料金設定のものが少なくありませんが、熊本電力のオール電化プランは大手電力の対応するプランと比較してすべての料金単価が安く、もしくは同額に設定されているため割高になるリスクが無いと言えます。
環境・エコは?
環境省が2022年1月に公表した2020年度実績のCO2排出係数のデータによると、熊本電力のCO2排出量は1kWhあたり499gとなっています。新電力としては「平均的」と言える水準です。
前年度の2019年度は、排出権を利用することでCO2排出量をゼロとしていましたが、経営陣が変わったせいか1年限りで終わってしまいました。