「LDHでんき」とは

LDHが電気をはじめる!


 EXILEやJSBなど多くのアーティストを抱える大手芸能プロダクション「LDH JAPAN」が電力自由化に参入します。現時点で判明している情報をもとに、電力自由化の専門家の立場から解説します。


LDHでんきのロゴ

公表されたロゴマーク


芸能プロダクションLDHが電力自由化に参入


 まずはこれまでの流れを紹介します。


ブランド名は「LDHでんき」


 2018年5月、LDHが「LDHでんき」を商標登録したことが話題になりました。


 実はそれに先立って、LDHは電気を売るために必要な登録の申請を2月に行い、3月1日に許可されていました。


 LDHがこの登録を行ったことに私自身とても驚きましたが、2ヶ月経って「LDHでんき」というブランド名も発表されたことで、ファンの家庭に向けて電気を売り始める可能性が強まってきました。


 なお、「LDHでんき」はヤマダ電機やヨドバシカメラのような「電気屋さん」ではなく、東京電力や関西電力のような「電力会社」のようなサービスです。


 2016年から、家庭でも自由に電力会社を切り替えられるようになりました。LDHでんきはその選択肢の一つになろうとしているようです。


なぜ電力自由化に参入したの?


 芸能プロダクションとしては初めての電力自由化への参入。その背景を考えてみます。


参入の経緯は今のところ不明


 現在のところ、「LDHでんき」についてLDHからの公式の発表は一切ありません。LDHが役所に申請している内容が漏れ伝わってきているだけです。


LDHの本社がある中目黒

LDHが事務所をおく中目黒

 LDHは芸能プロダクションなので、発電所を持っていません。また、これまで何かエネルギーに関連した取り組みも皆無と言えます。


 電力自由化には様々な会社が参入しています。携帯電話会社や鉄道会社、ガス会社、旅行会社、生協(コープ)など多種多様です。LDHが参入するのは意外なことですが、電力自由化全体で見ると意外性はそれほど大きくはないです。


どうやって電気を供給するのか


 発電所を持たないLDHがどうやって電気を供給するのか、疑問に感じる人も多いでしょう。


 実は既に電力自由化に参入している企業を見てみると、LDHと同じように発電所を全く持っていない会社は少なくありません。


 そうした企業は、発電所を持っている会社と提携したり、「卸電力取引所」という市場で電気を購入することで、お客さんに電気を届けています。


 LDHについても、そうした仕組みを活用することで電気を届けることになるでしょう。EXILEやJSBのメンバーが自転車を漕いで発電したら面白いですが、1世帯の電気をまかなうだけでも数人以上が必要になるので現実的ではありませんね。


LDHでんきはどんなサービスになるの?


 「LDHでんき」というブランド名を商標登録したため、今後はおそらく主に所属タレントのファンが暮らす一般家庭に向けて電気を販売していくと思います。


 電力自由化では様々なサービスを提供している会社があるので、LDHでんきについても料金だけでなく特徴的なサービスが付くことを期待したいです。


2019年7月現在、動き無し。


 2018年5月にこの記事を公開して既に1年以上が経過しましたが、LDHでんきについてその後何も動きはありません。


 電力自由化は競争が激しく、参入したもののライセンスを抹消する会社も多く出てきているという状況です。LDHはいまのところ(2019年7月現在)ライセンスの抹消はしていませんが、1年以上動きが無いとなると望みは薄いと言えます。


 最新情報については分かり次第順次更新していきます。




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