Looopでんきの評判

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Looopでんきのメリット・デメリット


運営会社 Looop 電力調達 他社発電所など
供給エリア 離島を除く全国 契約条件 特に無し


公式サイト

特徴


・中部電力が出資
・完全市場連動型プラン 電気代高騰に注意


Looopは太陽光発電の会社

 株式会社Looop(ループ)が提供している「Looopでんき」を紹介します。


 Looopは設立は2011年と若い会社ですが、「基本料金0円」という分かりやすい料金プランを武器に、新規参入組としては異例の27万件の顧客を獲得しています(2023年12月時点)


 経産省の公募事業として展開しているケニアの大規模太陽光発電所を始め、自社運営の太陽光発電所の運営や発電設備の販売などもあわせて456億円の売上高(23年度)をあげる注目のエネルギーベンチャーです。中部電力やENEOSや双日など大手エネルギー企業からも出資を受けています。


 私自身も半年間利用したので、その時の感想も交えながら詳しく解説していきます。


料金プランとサービスの解説


 料金プランやサービスを解説していきます。


地域別 乗り換えでいくらお得になる?


 Looopでんきの「スマートタイムONE」は完全市場連動型の料金体系となっており、予め決まった料金単価というものがありません(翌日分の料金単価はアプリなどから確認可能)


Looopでんきのマイページ

マイページから翌日の単価を確認できる

 市場連動型プランは電力の取引価格に連動して電気料金の単価が30分単位で変動する料金体系です。電力取引価格は事前の予想ができないため、市場連動型プランについては料金シミュレーションが成立しないため電気代が安い/高いという評価は出来ませんが、電力取引価格はしばしば高騰しその結果として市場連動型プランの電気代が暴騰することがあるため、リスクが大きい料金体系と言えます。


 Looopでんきでは毎月120kWh分まで、参照する電力取引価格の上限を128.00円/kWhとしており、最小限の部分はリスクを一定程度限定しています(なお一般家庭の使用量は月300kWh程度)


 スマートタイムONEは「基本料金ゼロ円」なので、電気料金に占める基本料金の割合が大きい場合にメリットが大きい料金体系です。例えば週末しか滞在しない別荘空き家などで特にお得に、またリスクも少なく使えるでしょう。


 スマートタイムONEについては以下の記事でも詳しく解説しています。


公式サイト

セット割引は?


 対応エリアは東京ガスのエリアのみ都市ガスの販売を行っています。


 ガスとセット契約にすることで、電気代の単価が2%安くなります。


解約時の違約金ゼロ


 解約時の違約金は発生しません。
契約期間に関係なく、いつでも無料で解約できます。


公式サイト

電気使用量の「見える化」


 Webやスマホの「Looopでんきアプリ」から自宅の電気使用量を確認できる「見える化」サービスを提供しています。


1日単位(30分毎)のグラフ

30分単位の電気使用量グラフ


 Looopのグラフはとても見やすく、電気使用量の把握に便利です。また、気温のデータを一緒に読み込んでくれるので、エアコンの使い方の工夫にも役立てやすいでしょう。


Looopでんきの「電気代節約額チェッカー」


 また、「電気代節約額チェッカー」という機能もあります。
 乗り換え前の電力会社(大手電力会社)の料金と、Looopでんきの料金を比較して「いくらお得になったのか」表示します。


公式サイト

ループ電気のデメリットは?


 Looopでんきには欠点は無いのか。
 半年利用した私が感じる点も交えながら「デメリット」を紹介します。


以前は酷かった顧客対応 今は・・?


 サービス開始最初期の頃、私がLooopでんきのコールセンターに電話を掛けたところ、混雑のため10分以上待っても電話が繋がりませんでした。以前の顧客対応は悪かったと言わざるを得ません。


コールセンターに電話がつながりにくかった


 ですがその後は電話はすぐ繋がり、丁寧に回答して頂きました。また私自身がLooopと契約するためにメールのやり取りを3往復ほど行いましたが、いずれもその日のうちに返信がありました。同じ料金水準の小さな会社だと、翌日や翌々日以降に返信が来ることが多いので、この対応には満足です。


 なので、現在は顧客対応については問題は無いと言えます。


 問い合わせも電話がフリーダイヤルで、年中無休(9〜20時)という点でも便利です。小さな新電力だとフリーダイヤルではなく、また土日祝休みのところも多いです。


公式サイト

支払い方法:カード払いのみ


 支払い方法は「クレジットカード払い」のみです。コスト削減のため、口座振替など他の支払い方法には対応しないとの回答を得ています。


 口座振替で払いたい人には「リミックスでんき」がおすすめです。同社の「Styleプラス」は、Looopでんきの「スマートタイムONE」と同じ市場連動プランで、口座振替に対応しています。解約時の違約金発生もありません。


長期契約プランを短期間で「終了」


 Looopでんきは北海道エリアで再エネどんどん割という長期契約が前提の料金プランを提供していました(2022年に廃止)


Looopでんき再エネどんどん割

再エネどんどん割の料金単価の推移

 このプランは、20年にわたり料金単価が毎年0.5円/kWhずつ安くなっていくことを謳った料金プランでした。公式サイトでは「子や孫にも契約を引き継げる」などと謳っており、長期間利用し続けることで電気代が安くなることを期待させるプロモーションを行っていました。


 ですが2020年4月のサービス発表から3年足らずの2022年12月に本プランの提供を終了。これまで再エネどんどん割を利用していた人は、30分単位で料金単価が変動し続ける市場連動型プランへの切り替えを余儀なくされました。


環境・エコ


 環境省が公表している二酸化炭素排出係数(2020年度実績,2022年1月発表)を見ると、LooopでんきのCO2排出量は1kWhあたり349gという値で、大手電力・新電力と比較してもCO2排出量が少ないです。過去年度分についても同じく1kWhあたり349gでした。
 環境負荷が小さな電気と言えます。


電源構成


電源 構成
その他 50%
FIT電気 22%
卸電力取引所 21%
再エネ 7%

 2020年度の計画値として公式サイトに掲載されている内訳です。
 「FIT電気」は太陽光など再生可能エネルギーで発電された電力ですが、制度上「再エネとして扱わない」ことが定められているので、Looopでんきの再エネ比率は7%です。以前(2018年度など)はわずか1.27%だったので、再エネ比率を徐々に高めているようです。


公式サイト



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