一人暮らしでLooopでんきを契約すると「損」になる理由

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Looopでんきの値上げについて

一人暮らしでは「高い」Looopでんき


 電気代の安さで人気を集めているLooopでんきですが、一人暮らし世帯が契約すると大手電力会社よりもかえって電気代が高くなり、損をします。なぜそう言えるのか、詳しく解説します。



公式サイト

一人暮らしで契約すると「割高」なLooop電気


 「高くなる」と言える現状を、分かりやすく解説します。


標準的な使用量でのシミュレーション


 一人暮らし世帯の標準的な電気使用量をもとに試算します。月170kWh(契約容量20A)の電力を使用するケースで、大手電力会社の標準的なプランと比較して年間いくらお得・損になるのか一覧にまとめます。


電力会社 年間差額
東京電力 2476円損
中部電力 1327円損
関西電力 520円損
北海道電力 697円お得

 北海道あるいは北陸のようにお得になるケースもありますが、一人暮らしの使用量ではかえって割高となってしまう料金プランです。


大手電力会社より高くなってしまう理由


 Looopでんきが一人暮らしの平均的な使用条件で「高く」なってしまう理由は、その特徴的な料金プランにあります。


 大手電力会社を始め、多くの電力会社では「3段階制」の料金プランを採用しています。使用量が増えるごとに、料金単価が3段階で高くなっていく料金体系です。電気をあまり使わない一人暮らし世帯では、電気代の単価が安く抑えられています。


Looopでんきは1段階制料金プラン

Looopでんきの料金プラン(灰色の部分)

 一方、Looopでんきは使用量に関係なく、一律の料金単価です。Looopでんの料金単価は、概ね大手電力会社の3段階制料金プランの2段階目の料金単価の同程度の水準に設定されています。


 3段階制料金プランの3段階目まで使うファミリー世帯の場合、Looopでんきに切り替えることで電気代が安くなります。しかし、あまり使わない一人暮らし世帯の場合は、料金単価が上がってしまうことで電気代が高くなります。


ちゃんと安くなる電力会社もあります。


 Looopでんきに乗り換えると電気代が高くなってしまいますが、一人暮らし世帯でも電気代が年間数千円以上安くなる新電力もあります。


 詳しくは以下の記事にて、地域ごとに解説しているのであわせて参照してください。


公式サイト

Looop電気がお得なケースもある


 「高くなる」と紹介しましたが、一人暮らしでもLooopでんきがお得になるケースもあります。


一人暮らしでも家が広い場合はお得


 2LDK以上の「広い」お家で一人暮らしをしている人もいると思います。広い家で一人暮らしをしている場合は、Looopでんきは大手電力会社よりも安くなるどころか、かなり安く使えます


Looopでんきは戸建住宅で安い


 Looopでんきは1段階制の料金プランであると記事前半で解説しましたが、それに加えて「基本料金0円」という特徴もあります。「広い家」では、電気の契約容量が大きくなりがちで、基本料金が高くなるため、Looopでんきの基本料金0円のメリットが大きくなります。


具体的な目安は40A


 Looopでんきが「お得」になる目安は30Aです。30A以上で契約していれば、一人暮らしの少ない電力使用量でも大手電力会社より割安になります。


 また、40A以上で契約している場合は、他の新電力と比較しても競争力のある料金水準となります。例えば東京電力エリア、40A・月170kWhという条件で試算すると、記事執筆時点で当サイトの電気料金シミュレーションに掲載している全437プラン中、Looopでんきは3番目に安いです。最安値水準といってよいでしょう。


 40A以上で契約している場合はLooopでんきと契約して「間違い無い」と言えます。30Aでは微妙(他の新電力の方が安い)、20A以下では見送り推奨です。


公式サイト

関西・中国・四国・沖縄は


 契約容量に応じて基本料金が変わらない地域があります。関西、中国、四国、沖縄電力のエリアが該当します。


 これらの地域では、家の広さと関係無くLooopでんきは割高になるか、他の新電力と比較してメリットが薄いと言えます。これらの地域にお住まいの場合は、他社を検討しましょう。


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