丸紅新電力の口コミ・評判

広告

丸紅新電力の概要


親会社 丸紅(総合商社) 電力調達 LNG、水力、風力など多数保有
供給エリア 沖縄、離島を除く全国 契約条件 特に無し


丸紅新電力の特徴

・火力や再生可能エネルギーなど豊富な自社電源
・親会社の丸紅は長らく総合商社で「電力一位」の実績
・燃料費調整上限撤廃


 「丸紅新電力」は、大手総合商社である「丸紅グループ」の抱える電力事業を担う会社です。「新電力」とは銘打っていますが、電力の小売りに関しては2002年から既に参入しており、電力小売り自由化に伴って事業範囲を拡大してきたという実績があります。自らが発電施設を保有する「国内PPS」の草分けとして事業を開始してから10年以上、そのノウハウが蓄積されています。


 三菱商事住友商事伊藤忠など、総合商社はいずれも電力事業を国内外で盛んに展開してきました。その中でも丸紅は、電力事業において「商社ナンバーワン」の座を長らく維持してきました。最近になって三井物産に抜かれてしまいましたが、それでも「持分発電容量」は10,345MWと、原発10基分もあります。電力ビジネスの分野では豊富な知見のある会社です。




料金プラン


 家庭向けの料金プランは2種類あります。※以下の試算には燃料費調整を含めていません 燃料費調整の推移によっては大手電力従量電灯より割高になります


プランS(スタンダード)


シュミレーション条件
お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
北海道電力エリア +3.5%
+2145円
-5.7%
-7502円
-6.0%
-9256円
-6.3%
-11133円
東京電力エリア +5.0%
+2567円
-3.0%
-3434円
-4.2%
-5596円
-5.2%
-7909円
関西電力エリア -3.0%
-1357円
-5.2%
-5322円
-6.3%
-7308円
-7.1%
-9433円
九州電力エリア +7.3%
+3350円
-2.1%
-2098円
-3.4%
-4027円
-4.0%
-5385円

 上記以外の地域については電気料金シュミレーションに掲載しているので、こちらをご覧ください。


 料金水準としては、いずれの地域でも平均〜下位クラスで、上位の新電力と比べると見劣りします。また、20A以下でも契約できますが20A以下の場合、基本料金が高いため平均的な使用量では大手電力会社よりも割高になる可能性があります。一人暮らしや共働きの二人世帯では要注意です。


プランG(環境配慮型)


シュミレーション条件
お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
北海道電力エリア +6.8%
+4078円
-3.5%
-4503円
-3.7%
-5670円
-4.0%
-6917円
東京電力エリア +15.6%
+7852円
+2.3%
+2596円
-1.8%
-2337円
-2.7%
-4009円
関西電力エリア +70.7%
+31374円
+4.3%
+4331円
+2.6%
+2995円
+1.2%
+1565円
九州電力エリア +10.2%
+4627円
-0.1%
-63円
-0.6%
-739円
-1.1%
-1462円

 2019年4月に新規募集の停止が発表されました。
 過去情報として残しておきます。


 プランGは環境保全に配慮すると謳っているプランで、料金はプランSより少し高いです(基本料金が+108円)スタジオジブリと連携して狭山丘陵(東京・埼玉)の自然を守る活動を支援出来る、というのがその内容だそうです。


 供給される電気自体はプランSと一緒で、特に再生可能エネルギーの比率が高いといったことはありません。
 環境に配慮するのであれば、ソフトバンクでんきのように再生可能エネルギーの比率が高いプランを選んだ方が良いのではないでしょうか(しかも丸紅新電力より料金が安い・・)


しっぽ応援プラン


 毎月の電気代のうち、110円を、殺処分される犬猫を減らす活動に寄付するというプランです。ペット保険大手のアニコムと提携して導入されたプランです。


 対応地域は東電管内、東北電力管内のみ。


シンフォニープラン


 上で紹介している「しっぽ応援プラン」と同じく、毎月100円を寄付するプランです。寄付先は日本を代表するオーケストラ、東京交響楽団なので「シンフォニー」という名前です。


 対応地域は通常プランと同じです。


解約時の違約金なし


 契約する代理店にもよりますが、丸紅新電力と直接契約すれば解約時の違約金は不要です。




丸紅新電力の評価


環境面は?


 環境保護活動を支援するプランもありますが、環境面での評価はどうでしょうか。


 環境省を通じて発表されたCO2排出係数は0.411と、新電力としては「やや良い」水準です。全国すべての大手電力会社と比較しても低排出で、例えば東電比では17.8%減、関電比では19.3%減と大幅なCO2排出量の削減が可能です。


燃料費調整の上限撤廃


 丸紅新電力はこれまで燃料費調整に上限を設けていましたが、2023年に入ってから撤廃しました。そのため大手電力従量電灯よりも電気代が高くなっています。


 なお、この料金プランには燃料費調整の上限が設定されていません。上記の料金シミュレーションでは燃料費調整の上限を考慮していないため、燃料価格の推移によっては試算値よりも高くなる場合や、燃料費調整に上限を設けている大手電力の従量電灯よりも高くなる場合があります。他の料金比較サイトを利用する場合も注意してください。料金一括シミュレーションでは最新月の燃料費調整単価をもとに試算できます(市場連動型の調整単価は一部未反映)


 2023年2・3月現在の燃料費調整額を含めて試算すると、全国すべての地域の大多数の一般家庭で大手電力従量電灯より割高です。一部の電気料金比較サイトでは割安になるという試算結果が出ている場合があるので注意してください。


関連記事

地域別 電気料金比較表

電気料金比較シュミレーション

電力自由化Q&A

項目別おすすめ

人気の電力会社