ミツウロコ電気の概要
親会社 | ミツウロコ | 電力調達 | |
供給エリア | 沖縄・離島除く全国 | 契約条件 | 特に無し |
目次
特徴
・エネルギーの老舗、ミツウロコグループ
・電気料金は「平均的」な水準
関東を中心にプロパンガスやガソリンスタンドなどを手掛けるミツウロコは、2000年に「ミツウロコグリーンエネルギー」を設立し、以後電力事業にも力をいれています。電気の販売だけでなく、全国各地で風力やソーラーの発電所の運営も行っています。
そんなミツウロコでんきのメリット・デメリットを、電力自由化の専門家としてこれまでに多数のメディア取材を受けてきた私が、分かりやすく解説します。
料金プランの解説
地域別 乗り換えでいくらお得になる?
乗り換えで、電気料金がどれくらい安くなるのでしょうか。
世帯人数別に、平均的な電気使用量のご家庭をシミュレーションします。。
なお、この料金プランには燃料費調整の上限が設定されていません。上記の料金シミュレーションでは燃料費調整の上限を考慮していないため、燃料価格の推移によっては試算値よりも高くなる場合や、燃料費調整に上限を設けている大手電力の従量電灯よりも高くなる場合があります。他の料金比較サイトを利用する場合も注意してください。料金一括シミュレーションでは最新月の燃料費調整単価をもとに試算できます(市場連動型の調整単価は一部未反映)
解約時の違約金は?
契約上は一年契約となっていますが、途中で解約しても違約金は発生しないとしています。
支払い方法は?
口座振替、クレジットカードの他に、手数料が掛かりますが振込用紙を使ってコンビニや金融機関の窓口で支払うことも可能です。
ミツウロコでんきの評価
一部地域では「駆けつけサービス」も
東北・東京・中部・関西電力のエリアのみとなりますが、「駆けつけサービス」が付いています。
電気のトラブルが発生した際に、24時間365日「無料で」駆けつけ、応急処置などを行ってくれるというものです。電気が付かない、コンセントが焦げ臭いといったトラブルを解決してくれます。滅多に利用するものではありませんが、あると便利なサービスです。
環境・エコは?
LNG火力発電51%、FIT電気が20%、再生可能エネルギー10%石炭火力17%という電源構成を公表しています。
環境省が2022年1月に公表したたCO2排出係数によると、ミツウロコでんきの1kWhあたりのCO2排出量は491g(2020年度実績)と、新電力としては平均的なCO2排出量と言えます。環境負荷は「平均的」と評価します。
ミツウロコでんきが公式サイトなどでアピールしている「FIT電気」は、再生可能エネルギーではありますが、日本で電気を使用するユーザーから集められた再エネ賦課金によって高値で買い取られているものです。この電気を使っても環境面のメリットはありません。とはいえ、過去の推移をみるとCO2排出量を削減する方向に動いている点は評価に値するでしょう。
太陽光発電の買取サービスも
ミツウロコでんきでは、卒FIT(固定価格買取制度での買取が終了した)太陽光発電の余剰電力を買い取るサービスを開始します。沖縄を除く全エリアが対象です。
地域別 買取価格の一覧
地域によって買取価格が異なります。
エリア | 買取価格 |
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買取のみ | 8.0円/kWh |
電気とセット契約 | 9.0円/kWh |
買取価格は全エリア共通で8円、もしくは9円です。
買取価格は新規参入業者の中では平均クラスかやや低めの設定で、また東電や東北電力など一部の大手電力会社よりも安い買取価格となっています。