みやまんでんきの概要
親会社 | みやま市、筑邦銀行など | 電力調達 | 太陽光、他は九電など |
供給エリア | 九州電力エリア | 契約条件 | 30A以上 |
特徴
・福岡県みやま市が中心となって設立した「地域新電力」
・みやま市の水道などとのセット料金も
・高齢者見守りサービスなどの付加価値も
みやま市は55%を出資する筆頭株主で、初年度の売り上げ目標は市内の公共施設、民間企業に対して1.4億円を計画しています。電力自由化後の2018年には14億円を目指しています。それをベースに、電力と市民への生活支援サービスをセットすることで、暮らしやすく、魅力的なみやま市の創造と、九州の中で一歩先に行くスマートコミュニティーの創設に尽力するとしています。
また、HEMS(家庭向けエネルギー管理システム)のモニターをしていることから、本格的な導入が始まりますが、これにはエネルギーの使用状況をチェックするだけでなく、家庭用太陽光余剰電力の買取りサービスや、電気・ガス料金プラン、診断サービス、仮想電気料金プランと電気クーポンサービス、そして、高齢者見守り・健康サービスなどが組み込まれています。
この他にも、食事、日用品の買い物・宅配、病院の予約・確認などがタブレットやスマートフォン、パソコンで管理できるようになることで、市民にとってのサービスの質が、ただ単なるセット販売やポイントサービスとは視点が違うだけに、既存の電力会社にとっては脅威になるかも知れません。
料金プラン
お得率の目安
乗り換えで、電気料金がどれくらい安くなるのでしょうか。
世帯人数別に、平均的な電気使用量のご家庭をシミュレーションしてみました。
世帯人数→ | 1人 | 2人 | 3人 | 4人 |
お得率 年間節約額 |
20A契約不可 | -1.1% -1121円 |
-1.7% -2007円 |
-2.1% -2834円 |
九州電力よりは安いですが、他の新電力と比べると見劣りします。
ですが、「みやまでんき」設立の経緯などを考えれば、他と比べて多少高い電気料金も充分許容できるはずです(少なくとも九電よりは安いですし) これまで「電気料金」という形で市外に流出していたお金が、市内を中心に循環するようになる、というのは地域振興に大いに役立ちます。
セット割
セット割対象サービス | 詳細 | 割引額 |
みやま市の水道 | 水道とのセット割引 | 毎月50円引き (年間600円) |
家族割 | 九州エリア内で、離れて暮らす 親世帯と子世帯が 一緒に契約する |
毎月50円引き (年間600円) |
いずれか一つの割引を適用可能です。
口コミ・評判
みやま市は日照時間が長く、太陽光発電設備の導入がさかんに行われてきました。晴れた日は、市内の電気を全て市内での発電で賄える、という程だそうです。こうした市の特徴を活かした形での展開が期待されています。
一見すると、みやま市民専用の電力会社という感じもしますが、決してそんなことはありません。今話題の「ふるさと納税」と同じ感覚で、みやま市を応援したいという人が契約するのもアリだと思います(離島を除く、九州全域で利用可能)
電源構成
みやまスマートエネルギー | |||||||||
火力 | 再生可能エネルギー | 原子力 | その他 | CO2排出 | |||||
水力 | バイオマス | 太陽光 | その他 | FIT電気 | 再エネ小計 | ||||
5% | 40% | 40% | 55% | 0.574 (0.525) |
|||||
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