ナンワエナジーの概要
運営会社 | 南和(鹿児島) | 電力調達 | 不明 |
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供給エリア | 九州電力管内 | 契約条件 | 特に無し |
目次
ナンワエナジーの特徴
・鹿児島の南和の電力事業が分社化して設立
・電気料金は下位〜平均レベルの水準
・2022年6月でサービス終了へ
鹿児島で建材の販売などを手がける「南和」の電力事業が2014年に分社化して設立された新電力です。鹿児島を中心に九州エリアで事業を手がけ、鹿児島県庁などにも電気を供給した実績があります。
そんなナンワエナジーのサービスや特徴を分かりやすく解説します。
料金プランとサービスの解説
乗り換えでいくらお得になる?
乗り換えで、電気料金がどれくらい安くなるのでしょうか。
世帯人数別に、平均的な電気使用量のご家庭をシミュレーションしてみました。
お得率と年間節約額 | 20A / 月170kWh |
30A / 月348kWh |
40A / 月391kWh |
50A / 月437kWh |
九州電力エリア スタンダードM |
+5.6% +2573円 |
-1.8% -1810円 |
-5.2% -6153円 |
-7.0% -9443円 |
「スタンダードM」が最もベーシックなプランです。
契約アンペア数によって料金単価が異なり、30A以下では契約メリットが小さく、逆に50A以上だと九電と比べて大幅に安くなる料金体系です。
料金水準は九電エリアの新電力の中では「平均的」と言える水準です。九州で最安水準のジャパン電力と比較すると4人世帯では年間7000円高いです。
この他、オール電化用のプランなどもあります。
セット割引は?
以下の割引があります。
割引内容 | 割引額 |
Tポイント還元 | 0.5% |
ペーパーレス割引 | 110円/月 |
電気代に対し0.5%相当のTポイントが貯まります。
また、電気代の請求書(検針票)を紙で発行せずウェブで確認する場合は、ペーパーレス割引として毎月110円の割引があります。
当サイトの試算にはいずれの割引も含めて計算しています。
解約時の違約金は?
1年未満の解約で3300円の違約金が発生します。新電力としては発生条件・金額ともに平均的といえる水準です。
過去には「残りの契約期間(月)×1000円」つまり最高で1万円以上の違約金が発生するという、全国的にも非常に厳しい「縛り」がありましたが、現在は適正な水準に変更されています。
支払い方法は?
口座振替とクレジットカード払いに対応しています。
ナンワエナジーの評価
環境面・エコ
ナンワエナジーは電源構成を公表していないので、環境省を通じて公表されたCO2排出係数をもとに評価します。
2017年度実績の排出量は1kWhあたり465gと、九州電力の463gとほぼ同じ水準です。16年度は552g、15年度は547gという値でした。おそらく卸電力取引所からの調達が多いのではないかと思います。
サービス終了へ(2022年)
2022年4月をもって高圧電力・特別高圧のサービス終了、6月末をもって家庭向けを含む低圧電力の供給終了が発表されました。契約者の方が取るべき対応は以下の記事で解説しています。