新日本エネルギーの概要
運営会社 | NEXT ONE | 電力調達 | 卸電力取引所など |
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供給エリア | 関東・北陸・九州 | 契約条件 | 20A以上 |
目次

新日本エネルギーの特徴
- 通信事業などを手掛けるNEXT ONEが提供
- 解約条件が厳しい・解約金が高額
- 2021年4月に料金プランをリニューアル
auひかりの代理店事業などを展開してきた株式会社 NEXT ONE(東京都渋谷区)の新電力サービスです。プロレスラーの高田延彦さんを起用したプロモーションを展開しています。
2021年4月に料金メニューを一新しました。以前のプランとの違いや、他社とも比較しながらメリット・デメリットを分かりやすく解説します。
料金プランとサービスの解説
乗り換えでいくらお得になる?
乗り換えで、電気料金がどれくらい安くなるのか。
世帯人数別に、平均的な電気使用量で大手電力会社の標準的なプランである「従量電灯」と比較します。
お得率と年間節約額 | 20A / 月170kWh |
30A / 月348kWh |
40A / 月391kWh |
50A / 月437kWh |
東京電力エリア 新ネクストプラン電灯B |
0% 0円 |
-0.8% -881円 |
-1.3% -1670円 |
-1.6% -2515円 |
北陸電力エリア 新ネクストプラン電灯B |
0% 0円 |
-0.8% -799円 |
-1.2% -1288円 |
-1.5% -1939円 |
九州電力エリア 新ネクストプラン電灯B |
0% 0円 |
-0.8% -754円 |
-1.2% -1430円 |
-1.6% -2153円 |
これまであった「おうち時間応援プラン」に代わって2021年4月にスタートした新たなプランです。
一人暮らしなど使用量が少ない場合は大手電力標準メニューと同水準、使用量が多くなるとわずかに安くなる料金設定です。新電力の料金プランとしては見劣りする料金設定と言えます。

なお、この料金プランには燃料費調整の上限が設定されていません。上記の料金シミュレーションでは燃料費調整の上限を考慮していないため、燃料価格の推移によっては試算値よりも高くなる場合や、燃料費調整に上限を設けている大手電力の従量電灯よりも高くなる場合があります。他の料金比較サイトを利用する場合も注意してください。料金一括シミュレーションでは最新月の燃料費調整単価をもとに試算できます。
オール電化プランも提供
新電力としては珍しいオール電化対応プランを関東・中部・関西の3エリアで提供しています。オール電化プランについては以下の記事で詳しく解説しているので、こちらを参照してください。
解約時の違約金は?
新規契約から1年以内の解約で22000円、更新月以外の解約で9900円が発生します。新電力の解約条件としては厳しく、解約金の額も大きいと言えます。
2022年7月以前にはWeb以外から申し込んだ場合に限り「解約金無し」とされていましたが、以後はWebから申し込んだ場合も解約金が発生するので注意が必要です。
支払い方法は?
クレジットカード払いに対応しています。

新日本エネルギーの評価
顧客対応は?
2020年7月にメールで問い合わせを行ったところ、わずか1時間後に返信がありました。新電力の顧客対応の「速さ」としては非常に優秀と言えます。返答の内容にも特に問題は見受けられませんでした。
環境面・エコ
2021年1月に環境省が公表した2019年度実績のCO2排出量のデータでは、新日本エネルギー(運営元であるNEXT ONE)の排出量は1kWhあたり652gでした。新電力としてはCO2排出量が多いと言えます。
公式サイトには「日本卸電力取引所から調達」とあります。
デメリットは「申し込みフロー」
2020年12月に実際に新日本エネルギーに申し込みを行った際に、面倒な点を発見しました。
他社ではネットで申し込み手続きをするだけで切り替えが完了します(これまで契約した11社はそうだった)が、新日本エネルギーはネットから申込後、電話による「確認」が入ります。
申込時に、電話の希望日時(平日/休日、時間帯)を指定できるものの、これは面倒です。
