新日本エネルギーのオール電化プランのメリット・デメリット
新日本エネルギーが一部地域で提供しているオール電化向けプラン「スマートネクストプラン」そのメリット・デメリットを大手電力や他の新電力のオール電化プランと比較しながら解説します。
目次

料金プランとサービスの解説
新日本エネルギーのオール電化プランの特徴を解説します。
いくら安くなるのか
新日本エネルギーの「スマートネクストプラン」は、大手電力の現行のオール電化プランとくらべて基本料金が割安・電力量料金が同額に設定されています。基本料金が安くなる分、電気代が安くなる料金体系です。
地域ごとの基本料金の差額は以下の通り。
地域 | 大手電力との料金差 基本料金部分(月額) |
---|---|
東京電力エリア | 10A・1kVAあたり14.3円 |
中部電力エリア | 10kVAまで74.36円 以後1kVAあたり14.3円 |
関西電力エリア | 110円 |
例えば東京電力エリア・中部電力エリアの場合、大手電力のオール電化プラン(スマートライフS・L)とくらべて10kVA契約の場合は14.3*10kVAで月143円、年間で1716円安くなります。
関西電力エリアでは「はぴeタイムR」と比較して一律で月間110円、年間1320円安くなります。

支払い方法は?
クレジットカード払いのみ対応しています。
解約時の違約金は?
1年以内の解約で22000円、更新月以外の解約で9900円の解約金が発生します。
2022年7月以前にはWeb以外から申し込んだ場合に限り解約金が発生しないとしていましたが、以後は解約金の設定があるので注意してください。
新日本エネルギー「スマートネクスト」のメリット
新日本エネルギーのオール電化プランのメリットをまとめます。
大手電力より「安い」
新日本エネルギーのスマートネクストプランは、大手電力の現行のオール電化プランとくらべて電力量料金が同額、そして基本料金が割安に設定されています。基本料金が安い分、電気代も安くなる料金体系です。
新電力が提供している「オール電化プラン」と称する料金プランの中には、大手電力のオール電化プランと比べて明らかに割高になるものや、条件によっては割高になる恐れのあるものが珍しくありません。新日本エネルギーのスマートネクストはそういったリスクが無い点で安心感がある料金体系です。

新日本エネルギー「スマートネクスト」のデメリット
デメリットを指摘します。
大手電力の「旧プラン」と比較すると割高
大手電力が過去に新規契約を受付けていた「過去の」オール電化プランと比較すると、新日本エネルギーのスマートネクストは大幅に割高です。以下に挙げるプランから契約を切り替えることは絶対におすすめしません。
- 東京電力 電化上手
- 中部電力 Eライフプラン
- 関西電力 はぴeタイム
逆に、以下のプランからの切り替えや、新規で契約する場合は電気代が安くなるので、メリットがあります。
- 東京電力 スマートライフS・L
- 中部電力 スマートライフS・L
- 関西電力 はぴeタイムR
現在契約している料金プランをよく確認した上で申込みを検討してください。
申込みが若干「面倒」
他社ではWebで申込み手続きをするだけで、後は何もせずに切り替えが完了しますが、新日本エネルギーでは申込み後に電話による「確認」が入ります。申込みフォームにも電話の希望日時(平日/休日、時間帯)を指定する欄がありますが、他の新電力ではこのような電話確認が無いものがほとんどなのでこの点は面倒と言えます。
解約金が高い
多くの新電力では解約違約金を設定していません。また、解約違約金を設定している新電力でも解約金は数千円程度としている場合が多いため、9900円という金額は「高額」と言えます。
