ニチガスでんきの概要
運営会社 | 日本瓦斯(ニチガス) | 電力調達 | 非公開 |
供給エリア | 東京、中部電力管内 | 契約条件 | 30A以上で ガスとセット契約 |
目次
ニチガスでんきの特徴
・プロパンガス大手のニチガス
・使用量によっては東電・中電よりより割高に
出川哲朗さんと本田翼さんのテレビCMでもおなじみ、日本瓦斯が提供している「ニチガスでんき」を紹介します。
ニチガスはプロパンガスの大手で、東京電力と関係が深い企業です。東電から出資を受け、また東電と共同で都市ガスの販売会社を立ち上げています。
これまで電力事業は東電の代理店として、東電の電気の契約を取り次ぐ形を取っていましたが、2018年11月からは自社での供給に切り替え、料金プランも一新しています。
そんなニチガスでんきを、東京ガスなどのライバルと比較しながらメリット・デメリットの両面から詳しく解説します。
料金プランとサービスの解説
乗り換えでいくらお得になる?
乗り換えで、電気料金がどれくらい安くなるのでしょうか。
世帯人数別に、平均的な電気使用量のご家庭をシミュレーションしてみました。
お得率と年間節約額 | 20A / 月170kWh |
30A / 月348kWh |
40A / 月391kWh |
50A / 月437kWh |
東京電力エリア ガスとセット |
20A契約不可 | -7.3% -8312円 |
-8.1% -10735円 |
-8.7% -13274円 |
中部電力エリア ガスとセット |
20A契約不可 | -6.1% -6797円 |
-6.3% -8147円 |
-6.4% -9538円 |
電気料金の水準としては、関東の新電力の中では「中の上」程度の水準です。最安値群と比べると年間で数千円程度割高です。
料金プランの注意点としては、毎月200kWhまでが4600円で定額で、かつ東電とほぼ同額であることです。200kWhを上回ると東電よりも安くなりますが、下回ると東電・中電より割高になります(従量電灯プランと比較して)
なお、この料金プランには燃料費調整の上限が設定されていません。上記の料金シミュレーションでは燃料費調整の上限を考慮していないため、燃料価格の推移によっては試算値よりも高くなる場合や、燃料費調整に上限を設けている大手電力の従量電灯よりも高くなる場合があります。他の料金比較サイトを利用する場合も注意してください。料金一括シミュレーションでは最新月の燃料費調整単価をもとに試算できます(市場連動型の調整単価は一部未反映)
セット割引は?
セット割対象サービス | 割引額 |
ガスとセット契約 | 月300円引き (年間3600円) |
ニチガスグループのガスとセット契約した場合、電気・ガスの合計の請求額から毎月300円の割引されます。
解約時の違約金は?
電気・ガスともに書類上は1年契約となっていますが、途中で解約しても違約金の発生はありません。
支払い方法は?
口座振替とクレジットカードでの支払いに対応しています。
セット契約の場合は電気代とガス代が合算して請求されます。
ニチガスでんきの評価
ニチガスでんきのメリットとデメリットを説明します。
環境面・エコ
電源構成などは一切公表していません。
環境省が2021年1月に公表したCO2排出係数によると、ニチガスのCO2排出量は1kwhあたり469g(2019年度実績)と、新電力としては平均的と言える水準でした。
過去には数値が大きくCO2排出量が多いと言わざるを得ない数値を出していたこともありましたが、改善傾向がみられます。