ニトリでんきの口コミ・評判

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実は電力自由化に参入しているニトリ


ニトリでんきのロゴ

ニトリでんきのロゴ(公式サイトより)

 家具販売大手のニトリが電力自由化に参入している事実は、あまり知られていません。ニトリグループが提供している「ニトリでんき」を詳しく解説します。



ニトリでんきとは


 ニトリでんきとはどのようなサービスなのか解説します。


ニトリグループ社員向けのサービス


 2020年現在、既に「ニトリでんき」というサービス名でニトリグループが電力販売事業に参入しています。


 一般には全く知られていないサービスですが、それもそのはず。現時点ではニトリグループ社員への福利厚生サービスとして提供されているもので、一般の消費者向けに提供されていません


新電力としての登録はされていない


 電力自由化に参入し、電力を販売するには経産省に「登録小売電気事業者」として登録する必要があります。ですが現時点でニトリグループはこの登録を行っていません。


 現在のニトリでんきは、新電力として登録を受けたユビニティーが電気を供給しています。ニトリファシリティが契約を媒介する形で「ニトリでんき」が提供されています。


今後の展開は?


 ニトリでんきをニトリグループ社員向けに提供しているニトリファシリティは、ニトリグループの中で店舗などの保守業務を担っているほか、関東地方を中心に保険ショップを展開しています。


ニトリ


 電力自由化では、顧客との強い接点を持つガス会社や携帯キャリアなど通信会社が契約件数を伸ばしています。ニトリについても、保険ショップの店頭や家具店で一般向けの契約受付けを開始する可能性はゼロではないでしょう。


 特に保険ショップでは保険を契約した顧客に提案することで高い契約率が見込めるため、「ニトリのほけん」の店舗が拡大していく中で「ニトリでんき」の一般向け販売が始まる可能性が高まっていくと思います。


現在のニトリでんきの特徴


 社員向けに提供されている現在のニトリでんきの特徴を解説します。


電気料金の水準は


 「基本料金0円」の料金プランを提供しています。供給元であるユビニティー社の独自ブランドである親指でんきも同様に「基本料金0円」ですが、親指でんきと比較して300kWh超の料金単価が安く設定されています(300kWh以下は同額)


 料金水準としては、一人暮らし世帯では大手電力会社よりも割高、2人以上の世帯では概ね安くなります。新電力としては最安値水準とは言い難いですが、平均以上のまずまずお得な料金プランです。詳しくは親指でんきのプランの解説をご覧ください。


支払い方法


 クレジットカード、口座振替に対応しています。


解約違約金は?


 解約金等は掛からないとしています。また契約事務手数料など初期費用も掛かりません。


環境面・エコ


 供給元であるユビニティーの成績をもとに評価します。
 環境省を通じて発表されたCO2排出係数を見ると、2017・18年度実績の二酸化炭素排出量は1kWhあたり555gと、新電力としては平均的と言える水準です。




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