オクトパスエナジーの口コミ・評判

オクトパスエナジーの概要


運営会社 TGオクトパスエナジー 電力調達 不明
供給エリア 契約条件 特に無し

オクトパスエナジーの特徴


 オクトパスエナジーは東京ガスと英国のエネルギー会社オクトパスエナジーが共同で設立した日本法人会社です。2021年秋からサービスの提供を開始しました。


 英国オクトパスエナジーは2015年に設立された新しい会社で、英国では300万件以上の契約を抱える新電力会社です。電気の販売だけでなく「クラーケン」と呼ばれる顧客管理システムに強みがあり、システムを他社に販売する事業にも力をいれています。


 そんなオクトパスエナジーのメリット・デメリットを、他の新電力会社と比較しながら詳しく解説します。




料金プランとサービスの解説


乗り換えでいくらお得になる?


 以下の料金一括シミュレーションに掲載しています。こちらで料金を確認してください。


 なお、この料金プランには燃料費調整の上限が設定されていません。上記の料金シミュレーションでは燃料費調整の上限を考慮していないため、燃料価格の推移によっては試算値よりも高くなる場合や、燃料費調整に上限を設けている大手電力の従量電灯よりも高くなる場合があります。他の料金比較サイトを利用する場合も注意してください。料金一括シミュレーションでは最新月の燃料費調整単価をもとに試算できます。


 2022年11月分あるいは12月分燃料費調整単価を含めて試算すると、全国すべてのエリア・大多数の一般家庭で大手電力標準メニューよりもオクトパスエナジーの方が割高になっているので注意してください。一部の料金比較サイトの試算結果を見て「安い」と勘違いしている人も少なくないようですが、実際には高いです。


解約時の違約金は?


 解約違約金や解約事務手数料などはありません。


支払い方法は?


 口座振替とクレジットカード払いに対応しています。


キャンペーン情報


 エネチェンジの料金シミュレーションからオクトパスエナジーに申し込むことで、12回目の請求から料金が割り引かれるキャンペーンを実施しています(2022年10月30日確認) 諸条件はエネチェンジのサイト上で確認してください。


 なお、利用期間が規定に満たない場合(オクトパスエナジーが事業撤退した場合など)はこのキャッシュバックは適用されない点は注意点として指摘しておきます(エルピオでんきが事業撤退した際にキャッシュバックを受け取れないユーザーが出た)


 また、直近の燃料費調整単価の推移を鑑みると、地域によっては燃料費調整の高騰による電気代の高騰がキャッシュバック額を裕に上回る場合があるので注意が必要です。





オクトパスエナジーの評価


 


大手電力より割高 電気代高騰中


 オクトパスエナジーの電気代は「最安水準」であるとするブログやSNSの投稿が散見されますが、それは事実と異なります。


 電気料金には毎月の燃料価格の変動を転嫁する燃料費調整という項目があります。大手電力の従量電灯プランの場合、燃料費調整には上限があり2022年10月時点で全国10エリア全てがこの上限に達しています。


 一方、オクトパスエナジーを含む多くの新電力ではこの上限を設けていません。そのため、電気料金本体部分で「最安」だった料金プランが、燃料費調整の上限が無いことで逆に大手電力従量電灯よりも割高になる事例が相次いでいます。


燃料費調整単価
2023年1月分
電気代の差
月300kWh
上限あり 上限無し
北海道電力エリア 3.66円/kWh 9.91円/kWh 6.25円/kWh 1875円
東北電力エリア 3.47円/kWh 13.41円/kWh 9.94円/kWh 2982円
東京電力エリア 5.13円/kWh 12.99円/kWh 7.86円/kWh 2358円
中部電力エリア 5.36円/kWh 12.30円/kWh 6.94円/kWh 2082円
北陸電力エリア 1.77円/kWh 9.90円/kWh 8.13円/kWh 2439円
関西電力エリア 2.24円/kWh 10.91円/kWh 8.67円/kWh 2601円
中国電力エリア 3.19円/kWh 15.02円/kWh 11.83円/kWh 3549円
四国電力エリア 2.55円/kWh 11.60円/kWh 9.05円/kWh 2715円
九州電力エリア 1.94円/kWh 8.17円/kWh 6.23円/kWh 1869円
沖縄電力エリア 3.98円/kWh 18.49円/kWh 14.51円/kWh 4353円

 オクトパスエナジーに関しても、2022年11月分あるいは12月分燃料費調整単価を含めて試算すると全国すべての地域・大多数の一般家庭で電気代が大手電力会社の従量電灯プランより割高になっています。


 例えば関西エリアで月300kWを使った場合、オクトパスエナジーは関電よりも1ヶ月で約1100円割高です。更に割高幅が大きな地域もいくつかある状況です(2022年11月分燃料費調整単価での試算)


 一部の電気料金比較サイトでは、直近の燃料費調整単価を適切に反映せず試算を行い、実際には大手電力従量電灯より割高になるオクトパスエナジーを「安い」と表示しています。注意してください。当サイトの料金一括シミュレーションでは最新月の燃料費調整単価をもとに試算できます。


 2022年11月上旬現在、大手電力10社中6社が従量電灯を2023年春に値上げする方針を示していますが、値上げする6社についても23年春以降オクトパスエナジーより高くなるかは現時点で不透明ですし、値上げ方針を示していない4エリア(北海道、中部、関西、九州)についてはオクトパスエナジーが大手電力従量電灯よりも「高い」状況が当面続く可能性があります。


外資系新電力には注意点も


 外資系新電力には注意すべき点もあります。


 これまでに国内で営業していた外資系新電力は、「非外資」の新電力と比較するとトラブルの発生割合が高い特徴があります。


 オクトパスエナジーについては現時点において特に目立ったトラブルなどは報告・確認されていませんが、外資系新電力である点は「不安要素」であると言えます。


 また、エネルギー供給という生活の根幹にかかわる部分を外国企業に頼ること自体もリスクと言えると私は考えています。中国の国有・国営企業系の「外資系新電力」も登場しており、今後安全保障の観点から注目や懸念が高まるでしょう。


 オクトパスエナジーに関しては、契約者向けに提供している紹介プログラムの紹介料目当てにオクトパスエナジーが「最安」である、あるいは電気代が「安くなる」といった文言でTwitterなどで宣伝している事例がありますが、このような必ずしも事実とは異なる宣伝の仕方を放置している点で問題があると思います。コンプライアンス体制の徹底を求めます。


東京ガスが出資 安心感は?


 TGオクトパスエナジーは英国のオクトパスエナジーと東京ガスが共同で出資して設立された会社です。


 昨今、世界的なエネルギー価格高騰により日本でも新電力の事業撤退が相次いでおり、新電力に安心感を求めるユーザーが増えています。東京ガスが出資していた新電力の中でもシナジアパワー(東北電力との共同出資)や自然電力が相次いで新電力事業から撤退することを表明しています。


 オクトパスエナジーは競合が撤退していく中でも新規契約獲得に邁進している状況であるため、すぐに事業撤退に至る可能性は低いといえるでしょう。


環境面・エコ


 71.06%がLNG火力、石炭火力5.21%、原子力0.16%ほかという電源構成を公表しています。


 「グリーンオクトパス」など実質的に再生可能エネルギー100%としている料金プランでは、このような発電方式でつくられた電気に非化石証書(再エネ指定あり)という証明書を添付することで実質的に再生可能エネルギー100%、CO2排出量ゼロとしています。


訪問販売に注意


 オクトパスエナジーの代理店が訪問販売を行っています。


 電力自由化の訪問販売をめぐっては、これまでに様々な企業が問題を起こしており、オクトパスエナジーではない別の外資系新電力の関係者が逮捕されたり、また更に別の外資系新電力が業務停止命令を受けるなどの事例が発生しています。訪問販売で電力を契約する場合はくれぐれも注意してください。


 不安な点がある場合は、公的機関である消費生活センターなどに相談することをおすすめします(「188」にダイヤルするとお近くの消費生活センターに繋がります)


 訪問販売の際に「やってはならないこと」は以下の記事で詳しく解説しています。例えば第一声で訪問販売であることを告げない、自社名を正確に伝えないといったことが特定商取引法で禁止されています。




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