小田急でんきの口コミ・評判

小田急でんきの概要


運営会社 小田急電鉄 電力調達 イーネットワークシステムズ社
供給エリア 東京電力管内 契約条件 30A以上

小田急でんきの特徴


・2019年4月スタート
・IKKOさんを起用して沿線を中心に展開
・料金水準は渋め 公式サイトにある「最安値級」の根拠は?


 2019年4月から小田急電鉄が電気の販売を開始しました。私鉄業界では2016年から東急が東急でんきを展開していますが、15万件を獲得して順調に契約を伸ばしています。小田急でんきはその後に続く形となり、同じく沿線の住民を中心に顧客獲得を進めていくとみられます。


小田急線沿線を中心に展開する小田急でんき

小田急線沿線を中心に展開していく

 なお、実際に電気を供給するのは小田急ではなくイーネットワークシステムズという会社で、小田急は契約を取り次ぐかたちになります。顧客対応にあたるのも小田急ではなく、イーネットワークシステムズ社です。


 そんな小田急でんきの料金プランやサービス内容を詳しく解説します。




料金プランとサービスの解説


乗り換えでいくらお得になる?


 乗り換えで、電気料金がどれくらい安くなるのでしょうか。
 世帯人数別に、平均的な電気使用量のご家庭をシミュレーションしてみました。


シュミレーション条件
お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
東京電力エリア
Sプラン
20A契約不可 -3.9%
-4394円
-4.7%
-6105円
-5.3%
-7935円
東京電力エリア
Mプラン
20A契約不可 -3.8%
-4207円
-4.9%
-6390円
-5.8%
-8662円

 一般家庭向けのプランは上で紹介した2つのプランです。
 Mプランは使用量が多い世帯向けで、毎月の電気料金が1万円を超える世帯でお得になります。


 公式サイトには「地域最安値級」とありますが、冒頭でも紹介したように関東の他の新電力と比べて「渋い」と言える水準です。例えば関東エリアで上位のエルピオでんきと比べると、年間3834円高いです(30A/月348kWh セット割等含めず)


セット割引は?


セット割対象サービス 割引額
小田急ガス Sプラン 月50円引き
Mプラン 月150円引き
OPクレジットカードで支払い ポイントが実質1%還元

 小田急電鉄の「OPクレジット」は通常0.5%還元ですが、小田急でんき・ガスの支払いに限り1%還元にポイントアップします。この分は当サイトの試算には含めていません。
 なお、今OPクレジットに新規入会して公共料金(東京ガスのガス料金など)を支払うと、1000ポイントもらえるキャンペーンを実施しています。


 「小田急ガス」とセット契約にすることで、電気代から毎月割引があります。なお、小田急ガスは東京ガスの料金と比べて一律3%オフとなりますが、電気・ガスまとめると東京ガスなどの方がお得です。


内容 ガス料金 電気料金 月合計 月の差額
東京ガスのガスと
東電の電気
5007円 9306円 14313円 -
電気・ガスともに東電
2年目以降適用の単価
4857円 9202円 14059円 -254円
電気・ガスともに小田急
Sプラン
4857円 8890円 13747円 -566円
電気・ガスともに小田急
Mプラン
4857円 8805円 13662円 -651円
電気・ガスともに東京ガス
ずっとも電気1
5007円 8573円 13580円 -733円
原料調整費などは含まず ガスは31立米、電気は348kWh:30Aで計算(2人世帯の平均使用量)
東ガスはポイント還元込 小田急は他社カードで支払った場合

 なお、小田急ガスの対応エリアは東京ガスの都市ガス供給エリアのみです。小田原ガスや秦野ガスなど他社のエリアには対応していません。


解約時の違約金は?


 契約上は一年契約、また自動更新となりますがいつ解約しても違約金などの発生は無いとしています。


支払い方法は?


 口座振替、もしくはクレジットカード払いに対応しています。
 小田急の「OPクレジットカード」以外のカードでも可能です。


小田急でんきの評価


 


駆けつけサービスが無料付帯


 小田急でんきには無料の「駆けつけサービス」が付きます。
 電気がつかない、ブレーカーがなぜか落ちてしまう、コンセントが焦げ臭いといったトラブルが発生した際に、東京電力パワーグリッドの社員が無料で駆けつけて対応します。60分以内の作業料金が無料です。


環境面・エコ


 小田急でんきの供給元であるイーネットワークシステムズ社の情報をもとに評価します。


 イーネットワークシステムズは丸紅新電力と提携しており、丸紅新電力や卸電力取引所から電気を調達しています。電源構成は以下のとおりです。


電源 構成
再生可能エネルギー 63%
LNG火力(天然ガス) 27%
石炭火力 10%

 また、環境省を通じて公表されたCO2排出係数を見ると、2017年度実績の排出量の実績は1kWhあたり329gと、新電力の中でも非常に優秀な成績です。東電と比べて30.6%も低排出です。環境負荷が小さな電気と評価できます。


「地域最安値級」の根拠は?


 小田急でんきの公式サイトを見ますと、「価格は地域最安値級」とあります。しかしこの記事でこれまで紹介してきたように、小田急でんきの料金水準は関東エリアの他の新電力と比較して「最安値級」とは言い難いものです。


小田急でんきの「地域最安値級」の根拠は?

2019年4月29日 公式サイトの記載

 例えば2人世帯の平均使用量(30A/月348kWh)の場合、小田急でんきの電気料金は8940円(プランS)に対しエルピオでんきは8620円と、月320円も高いです。小田急にのみセット割を適用しても、エルピオの方が安いです。


 また、3人世帯の平均使用量(40A/月391kWh)の場合も、小田急でんきの料金が10345円(プランM)に対し熊本電力は9465円と、月880円も割高です。エルピオと比較してもやはり683円高いです。いずれも、小田急にのみセット割を適用しても逆転しません。


 実はこの記事の「小田急より東京ガスのセット割が安い」という部分に対して、イーネットワークシステムズ社から抗議を受けた(後に同社側より撤回、謝罪)際に、いつも新電力比較サイトをご覧いただいている旨のご挨拶をいただきましたが、それならばエルピオや熊本電力など、大幅に安い新電力が存在していることを認識しているはずです。その上で「最安値級」と言うからには何か理由があるのかもしれませんが、公式サイト上ではその根拠が示されていないため不明です。




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