沖縄ガスの電気の概要
運営会社 | 沖縄ガス | 電力調達 | 沖縄ガスニューパワー |
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供給エリア | 沖縄電力管内 | 契約条件 | 特に無し |
目次
沖縄ガスの電気の特徴
- 沖縄ガスの電気
- 使用量が多い場合にお得
沖縄県内唯一の都市ガス会社である沖縄ガスは、新電力大手のイーレックスと提携して2016年に沖縄ガスニューパワーを設立しました。その子会社の電力を沖縄ガスを通じて一般家庭や個人商店・事務所などでも購入できるようになりました。
沖縄県内は電力自由化でも参入する新電力が少ない状況が続いていますが、他社のサービスと比較しながらメリット・デメリットを分かりやすく解説します。
料金プランとサービスの解説
乗り換えでいくらお得になる?
乗り換えで、電気料金がどれくらい安くなるのか。
世帯人数別に、平均的な電気使用量で大手電力会社の標準的なプランである「従量電灯」と比較します。
お得率と年間節約額 | 月170kWh |
月348kWh |
月391kWh |
月437kWh |
沖縄電力エリア 従量電灯 |
-0.7% -388円 |
-2.8% -3180円 |
-3.9% -5037円 |
-4.8% -7024円 |
電気を多く使う世帯では、沖縄県内でもトップクラスの低料金です。
上記の試算には燃料費調整部分を含めていませんが、最終確認時点で沖縄ガスは燃料費調整に上限を設けているため燃料費調整で電気代が高くなってしまうリスクがありません。ただし今後、燃料費調整の上限を撤廃した場合は全ての契約者が沖縄電力の従量電灯よりも電気代が大幅に高くなるので、その点は頭に留めておいてください。燃料費調整の上限が維持されている限りは、主に2人以上世帯ではお得な料金プランと言えます。
セット割引は?
ガス会社の電気ですが、セット割引などは提供していません。
解約時の違約金は?
供給開始から12ヶ月以内に解約した場合、2000円の解約事務手数料が発生します。
解約違約金などが一切発生しない新電力も多いのでこうした解約事務手数料が設定されている点はデメリットと言えますが、発生条件・解約事務手数料の金額ともに新電力としては平均的な内容と言えます。
支払い方法は?
口座振替とクレジットカード払いに対応しています。
沖縄ガスの電気の評価
4人以上の世帯におすすめ
前半でも紹介したように、沖縄ガスの電気料金プランは電気を多く使う世帯でお得になる料金体系です。具体的には4人以上の世帯で県内に対応している他の新電力と比較して競争力のある料金水準となります。
一方、3人以下の世帯や太陽光発電システムを導入している場合など、電気をあまり多く使わない家庭では他社にやや見劣りする料金水準です。
環境面・エコ
電源構成などは公表していません。
環境省が公表したCO2排出係数のデータによると、沖縄ガスの電気のCO2排出量は1kWhあたり646g(2018年度実績)と、769gを排出した沖縄電力と比較してCO2排出量が16%少ないです。
新電力としてはCO2排出量が非常に多いと言えますが、本土と送電線が接続していない沖縄県内のみ対応している新電力としては、排出量が多いとは言えない成績です。