沖縄ガスの電気の概要
運営会社 | 沖縄ガス | 電力調達 | 沖縄ガスニューパワー |
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供給エリア | 沖縄電力管内 | 契約条件 | 特に無し |
目次
沖縄ガスの電気の特徴
- 沖縄ガスの電気
- 2023年4月に値上げ
沖縄県内唯一の都市ガス会社である沖縄ガスは、新電力大手のイーレックスと提携して2016年に沖縄ガスニューパワーを設立しました。その子会社の電力を沖縄ガスを通じて一般家庭や個人商店・事務所などでも購入できるようになりました。
沖縄県内は電力自由化でも参入する新電力が少ない状況が続いていますが、他社のサービスと比較しながらメリット・デメリットを分かりやすく解説します。
料金プランとサービスの解説
乗り換えでいくらお得になる?
世帯人数ごとの「平均使用量」で試算した、沖縄電力標準メニューと比較した年間でお得になる金額の目安です。
お得率と年間節約額 | 月170kWh |
月348kWh |
月391kWh |
月437kWh |
沖縄ガス 従量電灯 |
-600円 | -888円 | -1146円 | -1422円 |
楽天でんき プランS |
+2947円 | -442円 | -2008円 | -3682円 |
auでんき でんきプランM |
-362円 | -1505円 | -1705円 | -1918円 |
2人世帯(月348kWh)ではauでんき、3人以上世帯(月391kWh以上)では沖縄ガスよりも楽天でんきの方が安いです。どちらも初期費用や解約違約金はありません(一人暮らしでソフトバンクを使っている場合はソフトバンクでんきが安い)
セット割引は?
ガス会社の電気ですが、セット割引などは提供していません。
解約時の違約金は?
解約違約金はありません。
支払い方法は?
口座振替とクレジットカード払いに対応しています。
沖縄ガスの電気の評価
1人世帯におすすめ 値上げ後も沖電より安い
前半でも紹介したように、沖縄ガスの電気料金プランは一人暮らし世帯では沖縄で最安水準と言えます。ただし一人暮らしの平均使用量(月170kWh)で沖縄電力より年間600円安くなるだけなので、メリットが小さいと感じる人も少なくないかもしれません。
環境面・エコ
電源構成などは公表していません。
環境省が公表したCO2排出係数のデータによると、沖縄ガスの電気のCO2排出量は1kWhあたり749g(2021年度実績)と、705gを排出した沖縄電力と比較してCO2排出量が多いです。
新電力としてはCO2排出量が非常に多いと言えますが、本土と送電線が接続していない沖縄県内のみ対応している新電力としては、排出量が多いとは言えない成績です(沖縄はCO2排出量が多い石油火力発電による発電が多いため、沖縄県内に電力を供給する電力会社はCO2排出量が大きくなる傾向がある)