実は高い。大阪ガス新生活応援プラン(電気)のメリット・デメリット

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大阪ガスの新生活応援プラン(電気)を専門家が解説


 大阪ガスが新たに開始した電気料金プラン「新生活応援プラン」のメリット・デメリットを、電力自由化の専門家として数々のメディア取材を受けてきた私が、忖度無しに分かりやすく解説します。



大阪ガス「新生活応援プラン」とは


 大阪ガスが2022年10月から受付けを開始した新たな料金プランです。発表時の概要としては「お引越しなど新生活を始める方におすすめの料金メニュー」と紹介されています。


 本当に新生活を始める人におすすめできる内容なのか、数字を交えながら詳しく解説します。




大阪ガス「新生活応援プラン」のメリット


 まずは大阪ガスの従来プランや他の新電力などと比較した利点を解説します。


様々な特典が付く


 新生活応援プランには様々な特典が付帯しています。主なものは以下のとおり。



 新生活応援プランへの申込みと合わせて、大阪ガスが運営しているマイ大阪ガスに登録すると4000円分の冷蔵宅配食がもらえます。


 加えて、スマイLINK TV Stickを申し込むとネットフリックスが3ヶ月間無料で利用できます。


 特典の適用条件は大阪ガスの公式サイトで確認してください。大ガスの他の電気料金プランからの切り替えでは適用されないなどの縛りがあります。


解約違約金などが無い


 新生活応援プランでは解約違約金や解約事務手数料、契約事務手数料のような初期費用の発生がありません。


大阪ガス公式サイト

大阪ガス「新生活応援プラン」のデメリット


 デメリットを指摘します。


大阪ガスの従来の電気料金プランより高い


 大阪ガス新生活応援プランは、大阪ガスが従来から提供していた電気料金プランと比べて、電気代が割高に設定されています。総務省統計を元に算出した世帯人数ごとに「平均使用量」で関西電力の従量電灯Aと料金を比較します(2026年3月分の燃料費調整単価を含む試算)


シュミレーション条件
お得率と年間節約額
1人
月170kWh
2人
月348kWh
3人
月391kWh
4人
月437kWh
新生活応援プラン
電気のみ
+4407円 +6129円 +5900円 +5679円
新生活応援プラン
ガスとセット契約
+2007円 +3729円 +3500円 +3279円
電気のみ
ベースプランA
+40円 -1547円 -1671円 -1732円
電気・ガスのセット
ベースプランA-G
-199円 -2642円 -2918円 -3139円
ファミリー応援プラン +3472円 -4589円 -4925円 -5163円
Amazonプラン
スタイルプランP
+4736円 +2122円 +1808円 +2067円

 大阪ガスが従来から提供している電気料金プランと比較して、電気代が割高であることが分かります。上で紹介した諸々の特典に魅力を感じないのであれば、「ベースプラン」を契約した方がいいです。


 そもそも大阪ガスの電気は燃料費調整額に上限が無いことで、関西電力の従量電灯Aよりも割高に推移しています(関西電力 従量電灯には上限がある) 他の多くの新電力も同様に電気代が高くなっています。ご注意ください。


大阪ガス公式サイト

関西電力の従量電灯Aと比べても高い


 更に注意すべきポイントが、関西電力の標準メニューである「従量電灯A」と比べても電気代が高い点です。


 燃料価格の変動を電気代に転嫁する「燃料費調整制度」という仕組みがあります。大阪ガスは関西電力と同じ計算式の燃料費調整制度を採用していますが、関西電力の従量電灯Aでは燃料価格に「上限」を設けているのに対し、大阪ガスには上限がありません(2022年に撤廃した)


関西電力の燃料費調整調整単価


 2025年現在も燃料価格の高騰が続いているため、燃料価格に上限が無いほぼ全ての料金プランは、大多数の一般家庭において関西電力の従量電灯Aよりも電気代が高くなっています。大ガスの電気も例外ではありません。なお、関西電力でも「なっトクでんき」などのプランにも上限が無く、従量電灯より高くなっているので注意が必要です。


大阪ガス公式サイト



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