燃料価格高騰が続いている現在、
関西電力の従量電灯Aと比べて大幅に割高です
以下、過去情報です
大阪ガスの低圧電力「動力用プラン」の解説
160万件に電力を供給している(2022年2月時点)大阪ガスは、関西電力の「低圧電力」相当のプランである「動力用プラン」を提供しています。関電やほかの新電力と比較しながら、このプランのメリット・デメリットを解説します。
目次

料金プランの解説
まずは料金プランの特徴を紹介します。
いくらお得になるのか
大手電力会社の「低圧電力」プランとの料金単価の比較と、小規模マンションのエレベーターを想定した年間削減額の目安です(契約容量3kW 月85kWh 力率85%)
1kWあたり |
小規模マンションEV | |||
関西電力エリア | -5.0% 1024.10円/kW |
-0.1% 14.42円/kWh |
-0.1% 12.94円/kWh |
-1951円 |
基本料金が関電の「低圧電力」と比較して5%安、電力量料金はほぼ同額に設定されています。
料金水準としては、小規模マンションのエレベーターという想定では関西エリアの新電力としては「見劣りする」ものです。
なお、関西エリアについては燃料費調整に上限を設けていますがそれ以外の地域では上限がありません。そのため燃料価格の推移によっては大手電力の動力プランよりも高くなる場合があります。関西エリアについては上限があるため心配いりません。

支払方法は?
口座振替やクレジットカード払いに対応しています。
解約時の違約金は?
特に契約期間の定めは無く、解約によって違約金が発生することはありません。
大阪ガス「動力プラン」のメリット
このプランのメリットを紹介します。
使用量が多くても割高にならない料金設定
他の新電力では、関電と比較して基本料金が大幅に安く設定されている反面、電力量料金の単価が関電よりも割高に設定されているものが多いです。また、毎月一定以上の使用量を使うと料金単価が高くなる料金設定のところもあります。
それに対し、大阪ガスの「動力用プラン」は、電力量料金の単価が関西電力とほぼ同額(わずかに大ガスの方が安い)ので、使用量が多い場合でも関電より割高になることが無い料金設定です。使用頻度が多い業務用エアコンなど、使用量が多い用途に適していると言えます。
ただし、同様の料金体系の新電力としてはENEOSでんきや熊本電力などの方が基本料金が更に安いので、他社のプランも要チェックです。

大阪ガス「動力プラン」のデメリット
続いてデメリットを紹介します。
動力プランのみの契約は不可
大阪ガスの「動力用プラン」は、動力用プランだけでの契約が出来ません。必ず、従量電灯相当のプランと一緒に契約する必要があります。
なお、ガスとのセット契約は必ずしも必要ありません。
料金水準が新電力としては割高
大阪ガスの動力用プランは、関電と比較すると割安ですが、他の新電力と比較すると「割高」と言える料金水準です。
例えば小規模マンションのエレベーターの想定では、大ガスは関電よりも年間1953円の節約になりますが、Looopでんきや楽天でんきは同じ条件で年間1万円以上の節約になります。
また、セット契約が必要な従量電灯相当のプランについても、関西エリアの新電力としては「割高」な料金設定となっています。電灯・動力あわせて新電力としては割高と言えます。
