20Aでは契約できない楽天でんき、20Aでも契約する方法はあるが損

20Aでは契約できない楽天でんきを契約する方法


 30A以上でないと契約できない楽天でんき。ですが現在20Aで電気を利用している場合でも、楽天でんきを契約することは可能です。注意すべきデメリットとあわせて解説します。



楽天でんき公式サイト

20A以下でも楽天でんきと契約するには


 現在20A契約で電気を利用している家庭や事務所などで楽天でんきを契約する方法を紹介します。


アンペア変更の手続きをする


30Aのアンペアブレーカー

アンペアブレーカー

 電気の契約容量(アンペア)は原則無料で変更することが出来ます。1年に1回程度までという制限はありますが、いつでも自由に変更出来ます。


 現在契約している電力会社に連絡をすれば手続きをしてもらうことが出来ます。屋内のブレーカー周りでの工事が必要となるケースが多い点は頭に入れておいてください(立ち会いが必要) 建物が新しい場合などには工事が必要無い場合もあります。


 20A契約の場合、多くは一人暮らしの賃貸マンションやアパートだと思います。賃貸の場合でも、管理会社や大家の許可は特に必要ありません(アンペアを設定しているアンペアブレーカーは電力会社の持ち物なので)


 アンペア変更が完了した後に、楽天でんきに申し込めば楽天でんきを契約することが出来ます。


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アンペアを変えてまで契約するメリットはあるのか


 現在20A契約でもアンペアを変更すれば楽天でんきを契約できますが、積極的におすすめ出来ないと言わざるを得ません。


電気代がむしろ今より高くなる場合も


 現状20Aで大手電力会社と契約している世帯が30Aに変更した上で楽天でんきに乗り換えると、電気代が現状より割高となるリスクがあります。一人暮らし世帯の平均使用量である月170kWhでの試算を一覧で紹介します(大手電力20A契約と、楽天でんきの比較) ※アンペア制でない地域は省略


エリア 年間削減額
北海道電力エリア 20円安
東北電力エリア 3912円割高
東京電力エリア 2400円割高
中部電力エリア 1320円割高
北陸電力エリア 120円割高
九州電力エリア 1596円割高

 北海道を除くエリアでは、20Aで大手電力会社と契約していた方が電気代が安いです。


 もっとも、現状の20A契約でブレーカーが落ちることがあり、不便を感じている場合は30Aに切り替えた方が「便利」ですし、大手電力会社の30Aよりも楽天でんきの方が安く使えるのでメリットがあると言えます。


30A契約として見た時の楽天電気の料金はどうか


 30A契約で大手電力会社や他の新電力と比較すると、楽天でんきは平均〜上位クラスの料金水準となります(地域によって差はあります)


 二人暮らしの平均使用量(月348kWh)であれば30A契約では大手電力会社の標準的なプラン(従量電灯)より年間数千円〜8千円程度安くなりますし、一人暮らしの平均使用量(月170kWh)でも数千円安くなります。30Aを前提に比較すると大手電力よりも電気代が安いです。


 条件によって削減額は異なるので、詳しくは当サイトの料金シミュレーションで確認してください。電気料金比較サイトとしては最多の446社・5277プランを比較できます。


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20Aのまま契約できる新電力をおすすめします


 現状の20A契約で不便を感じていない(ブレーカーが落ちることが少ない)場合は、20A契約のまま電気代が安くなる新電力をおすすめします。その方が手続きや工事が必要無いので手軽ですし電気代も安いです。


 電気代が安い電力会社は地域によって異なるので、以下の記事で詳しく解説します(いずれも20A契約を想定して解説しています)


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