20Aでは契約できない楽天でんき、20Aでも契約する方法はあるが損

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20Aでは契約できない楽天でんきを契約する方法


 30A以上でないと契約できない楽天でんき。ですが現在20Aで電気を利用している場合でも、楽天でんきを契約することは可能です。注意すべきデメリットとあわせて解説します。



楽天でんき公式サイト

20A以下でも楽天でんきと契約するには


 現在20A契約で電気を利用している家庭や事務所などで楽天でんきを契約する方法を紹介します。


アンペア変更の手続きをする


30Aのアンペアブレーカー

アンペアブレーカー

 電気の契約容量(アンペア)は原則無料で変更することが出来ます。1年に1回程度までという制限はありますが、いつでも自由に変更出来ます。


 現在契約している電力会社に連絡をすれば手続きをしてもらうことが出来ます。屋内のブレーカー周りでの工事が必要となるケースが多い点は頭に入れておいてください(立ち会いが必要) 建物が新しい場合などには工事が必要無い場合もあります。


 20A契約の場合、多くは一人暮らしの賃貸マンションやアパートだと思います。賃貸の場合でも、管理会社や大家の許可は特に必要ありません(アンペアを設定しているアンペアブレーカーは電力会社の持ち物なので)


 アンペア変更が完了した後に、楽天でんきに申し込めば楽天でんきを契約することが出来ます。


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アンペアを変えてまで契約するメリットはあるのか


 現在20A契約でもアンペアを変更すれば楽天でんきを契約できますが、積極的におすすめ出来ないと言わざるを得ません。


電気代がむしろ今より高くなる


 現状20Aで大手電力会社と契約している世帯が30Aに変更した上で楽天でんきに乗り換えると、電気代が現状より大幅に割高になります。一人暮らし世帯の平均使用量での試算結果を紹介します(月170kWh、2023年10月分燃料費調整額含む、政府電気代補助金・再エネ補助金含まない)


契約条件 電気代(2023年10月分)
東京電力/20A契約 5046円
楽天でんき/30A契約 7343円

 実に、一ヶ月で2000円以上も割高となる結果です。


30A契約として見た時の楽天電気の料金はどうか


 そもそも楽天でんきは割高です。


 2022年に大幅な値上げを実施したことで、北海道から九州エリアまでの大多数の一般家庭において、大手電力各社の標準メニューと比較して電気代が高くなっています。毎月変動する燃料費調整額を含めた料金比較は当サイトの料金シミュレーションで確認できるのでぜひ実際の数字で比較してください。


 契約を推奨できるのは「沖縄エリア」の「ファミリー世帯」のみという状況です。ご注意ください。


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20Aのまま契約できる新電力をおすすめします


 現状の20A契約で不便を感じていない(ブレーカーが落ちることが少ない)場合は、20A契約のまま電気代が安くなる新電力をおすすめします。その方が手続きや工事が必要無いので手軽ですし電気代も安いです。


 電気代が安い電力会社は地域によって異なるので、以下の記事で詳しく解説します。


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