オール電化住宅で楽天でんきを契約すると損するケースもある

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オール電化で楽天でんきを契約するのは慎重に。


 オール電化住宅で楽天でんきを契約してしまうと、大手電力各社のオール電化プランと比較して電気代が割高になるケースが少なくありません。注意点を解説します。



楽天でんき公式サイト

楽天でんきはオール電化プランを提供していない


 前提として、楽天でんきでは「オール電化プラン」の提供は行っていません。公式サイトにも以下のように書かれています。


お申込みいただけます。
ただし、オール電化専用のプランは用意しておりません。

そのため、現在のご契約より電気料金が割高なってしまう可能性が高くなりますので、あらかじめご了承ください。

引用元:オール電化でも申込みできますか?(楽天でんき)

 申込みは出来るけど、高くなるかもしれないよ、と案内されています。割高になるとはどういうことか、詳しく解説します。


楽天でんき公式サイト

オール電化住宅が楽天でんきを契約した場合の試算


 論より証拠、オール電化住宅の平均的な使用例をもとに解説します。


モデルケースでの試算→大幅に割高に


 東京電力エリア、10kVA契約で月に480kWh(昼300kWh/夜180kWh)の電力を使用する家庭を例に試算します(当サイトが想定するオール電化住宅モデルケース 2023年10月分燃料費調整単価を含む、いずれも同額の政府電気代補助金・再エネ賦課金は含まない)


社名・プラン名 月額料金
東京電力
スマートライフL(オール電化プラン)
16040円
東京電力
従量電灯C(一般住宅用プラン)
17714円
楽天でんき
プランM
20732円

 楽天でんきは東電のオール電化プランと比較して、4600円も割高となる結果です。


 代表的な例として関東エリアの試算を紹介しましたが、北海道から九州まで基本的に同様の結果になると認識していただいて大丈夫です。


楽天でんき公式サイト

なぜ割高になるのか


 では、なぜオール電化住宅が楽天でんきを契約すると、大手電力会社オール電化プランよりも割高となる場合があると言えるのでしょうか。


 オール電化住宅といえばIHクッキングヒーターが真っ先に思い浮かびますが、最も重要なのはエコキュートや電気温水器などの給湯設備です。オール電化住宅の給湯器は深夜に大量のお湯をまとめて沸かし、タンクに溜めておく仕組みを取っています。深夜に消費する電力の量が多くなります。


東電オール電化プランの料金単価

東電オール電化プランの料金単価 昼と夜で1.5倍の価格差

 オール電化プランはそうしたオール電化住宅の特性をふまえて、深夜の電気料金単価を大幅に安く設定しています(代わりに昼が高い) この「深夜の安い料金」が楽天でんきには無いため、オール電化住宅で楽天でんきを含め非オール電化プランを契約すると割高となるケースがあります。


 更に、楽天でんきは2022年に値上げしたことで、一般住宅(非オール電化住宅)においても大手電力会社の標準メニューと比較して割高な状況が続いています。


楽天でんき公式サイト

結論、楽天でんきはオール電化住宅では避けるべし


 結論として、楽天でんきはオール電化住宅では契約すべきではないと言えます。


 大手電力のオール電化プランと比較して大幅に割高となるリスクがあります。他の新電力では割安なオール電化プランを提供しているところもあるので、オール電化プランとして提供されている料金メニューを選ぶことを推奨します。


他社のオール電化プランを検討しましょう


 楽天でんきにはオール電化プランがありませんが、一部の新電力がオール電化プランを提供しています。中には大手電力会社よりも割高になる料金プランもあるため注意が必要ですが、ちゃんと安くなるオール電化プランも登場しています。


関東ではCDエナジーがおすすめ


 東京電力エリアのオール電化住宅では、CDエナジーのオール電化プラン「スマートでんき」がおすすめです。


 基本料金単価、電力量料金単価ともに東電のオール電化プラン(スマートライフS・L)と同額で、ポイント還元の1%分、電気代が安くなります。燃料費調整も東電のスマートライフと同額の設定です。


 初期費用や解約違約金もありません。CDエナジーは大阪ガスと中部電力が共同で設立した新電力会社です。


CDエナジーの公式サイト
初期費用・解約金なし

その他の地域では出光でんきがおすすめ


 上記以外のエリアでは、出光興産のオール電化プランがおすすめです。


 このプランは大手電力のオール電化プランと電力量料金が同一、基本料金が割安に設定された料金体系で、基本料金が安くなる分電気代が安くなります。例えば北海道電力と比べて年間1320円安くなります(10kVA契約の場合)


 解約違約金や初期費用もありません。


 2024年6月30日までに新規契約すると、2024年9月分の電気料金から2千円引きになるキャンペーンを実施しています。割引は繰り越しされないので、9月の電気料金が2千円を下回る場合は割引額が2千円に満たない場合があります。



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