九州電力と西部ガス、まとめるならどちらがお得か比較

西部ガスと九州電力、まとめるならどちらがお得か。


 お互いに電気・ガスに参入して顧客を奪い合っている西部ガスと九州電力。どちらも「セット割引」でお得な料金になるとアピールしていますが、本当にお得なのはどちらか。数字で検証します。



モデルケースで料金を比較してみよう


 百聞は一見にしかず。まずは西部ガスと九州電力、両社の料金プランを比較してみましょう。総務省「家計調査」などから推定した平均使用量で試算します。


一人暮らしの場合


 まずは一人暮らし世帯について、平均使用量で試算します。


内容 ガス料金 電気料金 月合計 月の差額
西部ガスのガスと
九電の電気
5079円 3842円 8921円 -
電気・ガスともに西部ガス 5079円 3809円 8888円 -33円
西部ガスのガスと
ENEOSでんき
5079円 3761円 8840円 -81円
電気・ガスともに九電 4779円 3842円 8621円 -300円
いずれも原料調整費などは含まず ガスは17立米、電気は170kWh/20Aで計算

 西部ガスと九州電力のどちらがお得なのか、というのは一目瞭然で九州電力のセット契約の方が安いです。


 また、他の条件では九電でセット契約にするよりも、電気を他社に切り替えた方が更に安くなりますが、一人暮らし世帯については九電のセット契約が「最安」です。


二人暮らしの場合


 続いて、二人世帯での試算を紹介します。


内容 ガス料金 電気料金 月合計 月の差額
西部ガスのガスと
九電の電気
8314円 8388円 16702円 -
電気・ガスともに西部ガス
ガスはヒナタメリットに変更
8116円 8145円 16261円 -441円
西部ガスのガス
(一般契約)と
熊本電力の電気
8314円 7599円 15913円 -789円
電気・ガスともに九電 7514円 8355円 15849円 -853円
西部ガスのガス
(ヒナタメリット)と
熊本電力の電気
8116円 7599円 15715円 -987円
いずれも原料調整費などは含まず ガスは31立米、電気は348kWh/30Aで計算

 セット契約では西部ガスよりも九州電力の方が安いです。


 また、ガスを西部ガスの「ヒナタメリット」というプランに変更し、更に電気を九電から最安値水準の新電力に切り替えることで、九電のセット契約よりも安くなります。


3人以上の世帯の場合


 3人以上の世帯の試算例として、代表して3人世帯の平均使用量での試算を紹介します。3人よりも人数が増えても傾向は変わりません。


内容 ガス料金 電気料金 月合計 月の差額
西部ガスのガスと
九電の電気
10056円 9805円 19861円 -
電気・ガスともに西部ガス
ガスはヒナタメリットに変更
9819円 9303円 19122円 -739円
電気・ガスともに九電 9156円 9705円 18861円 -1000円
西部ガスのガス
(切り替え無し)と
熊本電力の電気
10056円 8667円 18723円 -1138円
西部ガスのガス
(ヒナタメリット)と
熊本電力の電気
9819円 8667円 18486円 -1375円
いずれも原料調整費などは含まず ガスは39立米、電気は391kWh/40Aで計算

 やはり九州電力の方が安い結果となりました。


 ただし、九州電力のセット契約よりも電気を安い新電力に切り替えた方が、更に節約になります。セット契約にしない方がお得です。また、あわせてガスを西部ガスの「ヒナタメリット」というプランに切り替えるとお得です。


九州電力の方が安いが、デメリットも。


 いずれのケースでも、西部ガスにまとめるよりも九州電力にまとめた方がお得という結果になりましたが、九電にもデメリットがあります。


「まとめない」方がお得になるケースも


 上の試算例でも示しましたが、特に3人以上の世帯では九電に電気・ガスをまとめるのではなく、電気を九電から新電力に切り替えた方がトータルで安くなります。


 特に電気を多く消費する世帯では電気だけ九電に切り替えた方がお得なので、要注意です。


対応していないエリアがある


 九州電力のガスは、西部ガスのエリアすべてに対応しているわけではありません。「福岡・北九州エリア」のみ対応しており、熊本・長崎・佐世保エリアなどには対応していません。


 非対応エリアにお住まいの場合は当然、九電のセット契約は利用できないので、電気を新電力に切り替えることをおすすめします。


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