滋賀電力の評判・評価

滋賀電力の概要


運営会社 藤田商店(香川県) 電力調達 卸電力市場など
供給エリア 関西電力エリア 契約条件 特に無し


特徴

・香川の同業「スマイルパワー」に吸収合併
・料金面のメリットは薄い
・CO2排出量が多い


奥琵琶湖の風景

奥琵琶湖からの眺め


 米原に本社を置き、滋賀県を中心に活動してきた「地域新電力」でした。しかし2018年に香川県の藤田商店(スマイルパワー)に売却され、吸収合併されてしまいました。法人としての滋賀電力株式会社は消滅し、今後は香川県の会社の関西支店として活動していくとのことです。


 吸収合併に関する詳しい話も交えながら詳しく解説します。




料金プランとサービスの解説


関電と比べていくらお得になる?


 乗り換えで、電気料金がどれくらい安くなるのでしょうか。
 世帯人数別に、平均的な電気使用量のご家庭をシミュレーションしました(関電の従量電灯Aとの比較)


シュミレーション条件
お得率と年間節約額
1人
月170kWh
2人
月348kWh
3人
月391kWh
4人
月437kWh
関西電力エリア
しがでん電灯A
-0.8%
-361円
-1.4%
-1439円
-2.0%
-2362円
-2.5%
-3350円

 2019年秋に料金が改定されました。関西電力の従量電灯Aと比較して割安になるものの、関西エリアの新電力の中では割高な料金水準と言えます。以前は一人暮らし世帯でトップクラスの安い料金設定でしたが、現在ではいずれの条件でも他社に劣ります。


支払い方法は?


 口座振替やクレジットカード払いに対応しています。
 2018年3月からは仮想通貨(イーサリアム、ビットコイン、ビットコインキャッシュ)での支払いにも対応していましたが、2019年秋時点では対応していないとのことです。


解約時の違約金は?


 契約から1年未満の解約税別2千円の違約金が発生します。


 以前は5千円という高額な違約金でしたが、変更されたようです。




滋賀電力の評価


藤田商店(スマイルパワー)に売却


 2018年に香川県の「スマイルパワー(藤田商店)」に売却されました。2019年4月からは藤田商店の支店として再スタートし、滋賀電力株式会社が消滅、主要業務も米原から香川に移管することが発表されています。


 藤田商店の嶋田昌彦部長からは「地域経済への貢献は引き続き従前通り継続していく所存」との説明を直接いただきましたが、滋賀県経済への貢献度が買収によって以前よりも低下したと感じるのは、私だけではないはずです。滋賀電力は藤田商店の米原支店として存続するとのことですが、とても残念な出来事だと思いました。


環境面・エコ


 環境省を通じて発表された藤田商店のCO2排出係数は1kWhあたり699g(2018年度実績)と、新電力としてはきわめて排出量が多いと言える水準です。環境負荷が大きな電気と言わざるを得ません。


 関西電力と比較しても67.2%多い値です。関電から乗り換えることで、一般家庭(月348kWh)ではCO2排出量を年間に1.2トンも増やしてしまいます。


公式サイトの「最安価格」の根拠は?


 以下、現在は公式サイトから記述が消えていますが、過去情報として紹介しておきます(2019年秋頃まで掲載を確認)


 滋賀電力公式サイトには「滋賀県の電力会社で最安価格」とありますが、条件として示されている月350kWhの使用量では最安とは言い難いです。


滋賀電力の「最安価格」との表示

滋賀電力公式サイトより

 例えばピタでんと比較して年間10454円、あしたでんきと比較しても9194円高いです。当サイトの電気料金シミュレーションでは滋賀電力よりも安いプランを77プラン掲載しており、最安価格とは程遠いと言えます。


 また、滋賀県内に本社を置く電力会社に限定して見ても、やはり「コープしが」のベーシックプランの方が年間4291円安くなり、滋賀電力の「しがでん電灯A」が最安価格とは言えないことが分かります。


顧客対応は?


 経営が変わる前の滋賀電力は、メールで問い合わせをするとわずか「4分後」に返答が届くなど、驚異的な顧客対応力を持っており、私も高く評価していました。


 しかし、買収され経営が変わった後の滋賀電力については、以前とは異なり「ごくごくふつう」の顧客対応となっています。2019年11月に支払方法について質問したところ、返信は翌日でした。




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