四国電力スマイルAPプランのメリット・デメリット
四国電力のAmazonプラン「スマイルAPプラン」には見落としがちなデメリットがあります。他社や四国電力の標準メニューと比較しながらメリット・デメリットを分かりやすく解説します。
目次
料金プランの特徴
四国電力スマイルAPプランの特徴を解説します。
料金シミュレーション いくらお得なの?
世帯人数別の平均使用量で、四国電力の標準メニューである「従量電灯A」と料金を比較します。
お得率と年間節約額 | 20A / 月170kWh |
30A / 月348kWh |
40A / 月391kWh |
50A / 月437kWh |
四国電力エリア スマイルAP |
+8.8% +4200円 |
+2.7% +2932円 |
+1.5% +1797円 |
+0.4% +583円 |
毎月支払う電気料金自体は、四国電力の標準メニューと比較して割高に設定されています。更に使用量が増えると、従量電灯Aよりも安くなります。
なお、この料金プランには燃料費調整の上限が設定されていません。上記の料金シミュレーションでは燃料費調整の上限を考慮していないため、燃料価格の推移によっては試算値よりも高くなる場合や、燃料費調整に上限を設けている大手電力の従量電灯よりも高くなる場合があります。他の料金比較サイトを利用する場合も注意してください。料金一括シミュレーションでは最新月の燃料費調整単価をもとに試算できます(市場連動型の調整単価は一部未反映)
Amazonプライム会員の会費が無料になる
スマイルAPプランを契約すると、Amazonプラン会員の年会費(年4900円)が必要なくなります。契約するとAmazonプランギフトコードが四国電力から送られてくるので、そのコードをAmazonのサイトに入力することでプラン会員の期限が1年延長されます。既に会員になっている人も、残り期間が1年延長になります。
契約を継続すると、翌年度以降も同じようにコードが送られてくるので、そのコードを入力することでプライムの利用を継続することが出来ます。
解約違約金の設定がある
契約更新期間以外のタイミングで解約すると、2500円の解約違約金が発生します。
解約金が発生しない期間は、「適用日」の前日から14日前までと短いです。他社への切り替えを行う場合、契約更新期間中に四国電力に申し出て従量電灯Aなど違約金の掛からないプランへ変更、それから他社に切り替えの申し込み手続きを取らないと解約金が取られるリスクが大きい点には注意が必要です。
なお、一度有効にしたプライムギフトコードはスマイルAPプランを解約しても無効にはなりません。
四国電力スマイルAPの評価
本プランのメリット・デメリットを解説します。
トータルで見て他社より割高
電気代が安い新電力と契約して、4900円のプライム会員の年会費を支払った方がトータルで見てお得です。世帯人数別の平均使用量での試算を紹介します。
条件 | 社名・プラン名 | 年間の差額 スマイルAPと比較して |
---|---|---|
1人世帯 月170kWh |
シン・エナジー きほんプラン |
1820円お得 |
2人世帯 月348kWh |
ジャパン電力 くらしプラン |
5840円お得 |
3人世帯 月391kWh |
ジャパン電力 くらしプラン |
8312円お得 |
4人世帯 月437kWh |
ジャパン電力 くらしプラン |
11408円お得 |
いずれの条件においても、四国電力のスマイルAPプランを契約するより各条件で「最安水準」となる新電力と契約して別途Amazonプライム会員の年会費4900円を支払った方がお得になる結果です。
四国電力エリアで割安な新電力の料金プランは以下の比較表を参考にしてください。
四電から切り替えたくない人にはおすすめ
新電力は不安だ、四国電力を利用し続けたいという人で、Amazonプライムを利用している場合にはスマイルAPプランはおすすめです。
新電力と比較して割高、また毎月支払う電気代も四電の標準メニューである「従量電灯A」より多くの場合割高となりますが、Amazonプライム会員の年会費が浮くことを計算にいれると一人暮らし世帯では従量電灯Aより年間700円お得、3人世帯では年間3100円程度お得になります。