下町でんきの概要
運営会社 | トーセキ | 電力調達 | 卸電力取引所 |
---|---|---|---|
供給エリア | 東京電力管内 | 契約条件 | 30A以上 |
目次
下町でんきの特徴
・燃料費調整に上限あり
・エネックスから電力調達
足立区に本社をかまえるプロパンガス会社「トーセキ」の新電力です。トーセキはプロパンガスの他にも、グループ企業で建設事業やLPガスのスタンド(タクシーなどが給油する)を展開しています。プロパンガス会社の電気ですが、電気だけで契約できます。
契約する上で知っておくべき注意点や、他の新電力には無いメリットを詳しく解説します。
料金プランとサービスの解説
乗り換えでいくらお得になる?
乗り換えで、電気料金がどれくらい安くなるのでしょうか。
世帯人数別に、平均的な電気使用量のご家庭をシミュレーションしてみました(以下の試算には燃料費調整額を含んでいません)
お得率と年間節約額 | 20A / 月170kWh |
30A / 月348kWh |
40A / 月391kWh |
50A / 月437kWh |
東京電力エリア 下町電灯B |
20A契約不可 | -5.0% -5682円 |
-5.0% -6638円 |
-5.0% -7648円 |
料金プランは東京電力の一般的なプラン「従量電灯B」と比べて、一律5%オフに設定されています。使用量が少ないと割高になる新電力も多い中、使用量に関係無く安くなるのはメリットと言えるでしょう。
2023年1月時点において、燃料費調整の上限を維持しており東電従量電灯Bより安くなる貴重な料金プランとなっています。
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解約時の違約金は?
解約時の違約金は発生しないとしていますが、重要事項説明書にはキャンペーン適用時は1年未満の解約で5500円の解約手数料が発生すると記載されています。契約する場合は、解約条件を予めよく確認することをおすすめします。
支払い方法は?
口座振替とクレジットカード払いに対応しています。
下町でんきの評価
燃料費調整の上限を維持
2022年下半期以降、燃料価格の高騰により電気代に毎月加算される燃料費調整額が高騰しています。東京電力の「従量電灯」では、燃料費調整に上限が設けられているため2022年秋以降は上昇が止まっていますが、新電力の多くは上限を設けていないため電気代の上昇が続いています。2023年1・2月現在、燃料費調整に上限が無い全ての料金プランは大多数の一般家庭において、東電従量電灯より電気代が高くなっています。
下町でんきは燃料費調整に上限を設けている数少ない新電力であり、東電従量電灯と比べて電気代が安くなる貴重な料金プランを提供しています。
環境面・エコ
調達元であるエネックスの2020年度実績のCO2排出量は1kWhあたり256gと、新電力の中でも排出量が少ないと言える水準でした。東電と比較しても排出量が大幅に少ないです。過去には排出量がきわめて多い悪い成績を残したこともありますが、2020年度については良好な結果です。
2021年度実績の電源構成は卸電力取引所の電力取引価格に連動する調達方法が7割以上を占めています。