オール電化住宅がソフトバンク電気を契約すると電気代が1.7万円高くなる

オール電化住宅がソフトバンク電気に乗り換えると電気代が高くなる


 オール電化住宅にお住まいの人は、ソフトバンクでんきに乗り換えることで電気代がかえって割高になります。なぜそうなるのか、その仕組を分かりやすく解説します。



ソフトバンクでんき公式サイト

オール電化プランを提供していないソフトバンク電気


 まず前提として、ソフトバンクでんきは「オール電化プラン」を提供していません。


オール電化プランを今のところ提供していない


 ソフトバンクでんきは2016年からサービスを提供していますが、現在のところ「オール電化プラン」を提供していません。非オール電化向けのプランのみ提供しているという状況です。


 以下、オール電化住宅がソフトバンクでんきを契約したら「どうなるのか」詳しく解説します。


ソフトバンクでんき公式サイト

オール電化住宅がソフトバンク電気に乗り換えると


 オール電化住宅がソフトバンクでんきを契約した場合に起こることを、数値を交えながら解説します。


電気代が年間1.7万円割高になる


 東京電力エリア、10kVA契約で月に480kWh(昼300kWh/夜180kWh)の電力を使用する家庭を例に試算します(当サイトが想定するオール電化住宅モデルケース)


社名・プラン名 月額料金
東京電力
スマートライフ
13800円
ソフトバンクでんき
おうちでんき従量電灯B
15276円

 全く同じ量の電力を使用しても、ソフトバンクでんきは東電のオール電化プランと比較して月に1476円、年間で約1.7万円割高になる計算です。


 ソフトバンクでんきには通信回線1回線につき月110円(2年目以降は55円)のセット割引があります。上の試算には「1回線分(月110円)」の割引を含めて計算していますが、例えばセット割引を4回線分の適用に増やしても、東電のオール電化プランよりも月1000円ほど割高です。


なぜ割高になってしまうのか


 オール電化プランからの乗り換えで、ソフトバンクでんきが「割高」となってしまう最大の原因は、オール電化プランの深夜料金の安さです。


東電オール電化プランの料金単価

東電オール電化プランの料金単価

 例えば東電のオール電化プランである「スマートライフ」の場合、深夜(午前1〜6時の料金単価は昼間(朝6時〜翌午前1時)の3割以上安く設定されています。


 オール電化住宅は、エコキュートや電気温水器などで深夜に大量のお湯を沸かすシステムです。そのため、住民が夜型でなくとも深夜の電力使用量が一般住宅と比較して多くなります。


 オール電化プランは深夜の消費電力量が大きなオール電化住宅で「お得」に使えるように、深夜の料金単価を大幅に安く設定しているのが特徴です。ソフトバンクでんきはこの、安い深夜料金の設定が無いため、大手電力会社のオール電化プランよりも割高となってしまいます。


ソフトバンクでんき公式サイト

公式のQ&Aでも乗り換えを推奨していない


 ソフトバンクでんきは公式サイトのQ&Aでも、以下のように案内を行っています。


[ソフトバンクでんき]オール電化でも申し込みできますか?
申し訳ございませんが、現在はオール電化住宅向けプランのご用意がありません。
現在ご利用中のオール電化住宅向けプランは、とても割安な料金設定となっているため、継続してご利用いただくことをおすすめいたします。

引用元:[ソフトバンクでんき]オール電化でも申し込みできますか?(ソフトバンク)


 私が記事前半で説明した内容が、背景にあります。


オール電化住宅にはオール電化プランを。


 ソフトバンクでんきは割高になってしまいますが、オール電化住宅でも電気代を削減することは可能です。


新電力のオール電化プランで電気代が安くなります


 ソフトバンクでんきを含め、多くの新電力が「オール電化プラン」の提供を行っていませんが、オール電化の提供を行っている新電力も一部あります。


 そうしたプランに乗り換えることで、使い方はそのままに電気代を削減することが可能です。地域ごとに契約できる会社が異なるので、詳しくは以下の記事をご覧ください。


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