そらエネでんきの口コミ・評判

広告

そらエネでんきの概要


運営会社 スマートテック 電力調達 不明
供給エリア 東北、関東、中部
関西、中国、九州
契約条件 地域によっては
30A以上

そらエネでんき公式サイト

そらエネでんきの特徴


 「そらエネでんき」はエネルギーベンチャー企業として注目を集めるスマートテック社の新電力サービスです。


 2022年夏までは新電力の中でも非常に割安な料金プランを提供していましたが、2022年9月に値上げを実施。大手電力よりも大幅に割高な料金プランとなっています。最新情報をもとにメリット・デメリットを詳しく解説します。


料金プランとサービスの解説


乗り換えでいくらお得になる?


 乗り換えで、電気料金がどれくらい安くなるのか。
 世帯人数別に、平均的な電気使用量で大手電力会社の標準的なプランである「従量電灯」と比較します。


お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
東北電力エリア
得するプラン
20A契約不可 -2.5%
-2793円
-5.8%
-7456円
-8.2%
-12293円
東京電力エリア
得するプラン
20A契約不可 -1.9%
-2160円
-4.5%
-5919円
-6.5%
-9885円
中部電力エリア
得するプラン
20A契約不可 -1.6%
-1824円
-3.7%
-4806円
-5.3%
-7925円
関西電力エリア
得するプラン
-1.8%
-824円
-13.2%
-13418円
-15.1%
-17587円
-16.7%
-22047円
中国電力エリア
得するプラン
+0.5%
+211円
-11.8%
-12543円
-13.5%
-16424円
-14.9%
-20575円
九州電力エリア
得するプラン
20A契約不可 -8.4%
-8421円
-10.5%
-12374円
-12.2%
-16538円

 燃料費調整が無い料金体系でした。上記の試算は「2021年平均」の大手電力従量電灯の燃料費調整単価で補正したものです。2022年上半期の燃料費調整単価では更に大幅に割安になっていたはずです。


お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
東北電力エリア
得するプラン
20A契約不可 +20.5%
+22607円
+16.4%
+21231円
+13.3%
+19910円
東京電力エリア
得するプラン
20A契約不可 +14.1%
+16063円
+11.1%
+14719円
+8.7%
+13336円
中部電力エリア
得するプラン
20A契約不可 +10.4%
+11675円
+8.1%
+10508円
+6.3%
+9333円
関西電力エリア
得するプラン
+42.2%
+19025円
+17.1%
+17400円
+14.6%
+17039円
+12.6%
+16652円
中国電力エリア
得するプラン
+30.9%
+14409円
+15.5%
+16521円
+13.3%
+16232円
+11.5%
+15922円
九州電力エリア
得するプラン
20A契約不可 +30.8%
+31043円
+27.9%
+32803円
+25.2%
+34109円

 2022年9月以降に適用される新たな料金単価での試算です。


 一般家庭では大手電力従量電灯よりも割高、といえます。なお、当サイトの燃料費調整は2021年平均の値で補正しているため、直近起きている燃料費調整単価の上限額到達は反映しておらず、燃料費調整に上限額を設けていないそらエネでんきの新料金プランは更に割高になるでしょう。


そらエネでんき公式サイト

解約時の違約金は?


 解約違約金などはありません。


支払い方法は?


 クレジットカード払いのみ対応しています。


そらエネでんきの評価


 


環境面・エコ


 環境省が公表したCO2排出係数のデータによると、そらエネでんきの供給元であるスマートテックのCO2排出量は1kWhあたり485g(2019・20年度実績)と、新電力としては平均的な値でした。


 なお、「for REエナジー」プランについては、非化石証書を利用することでCO2排出量ゼロ、実質再エネ100%を実現しています。


そらエネでんき公式サイト

新規申込を停止(2月1日〜)


 21年末から続く電力取引価格の高騰により、そらエネでんきは2022年2月1日より新規申込受付を「停止」しました。他社よりも割安で、当サイトでも申込数が好調に推移していましたが、しばらくの間申込みはできません。


2022年9月の値上げについて


 値上げについて解説します。


変更点


 変更点を整理します。



 電気料金本体を値上げした上で、更にこれまで発生していなかった燃料費調整制度を導入しています。燃料費調整の計算式は大手電力に準じた内容であり、卸電力取引所の取引価格を反映する「電源調達調整費」には該当しません。


大手電力標準メニューより割高になる


 これまで(特に直近は)非常に割安な料金プランで提供されていたそらエネでんきですが、今回の値上げにより一般家庭では基本的に大手電力標準メニューよりも大幅に割高になります。月1000円以上割高になるケースが多いでしょう。


 私自身もそらエネでんきを自宅で利用してきましたが、大手電力標準メニューより割高になるのであれば利用するメリットは見当たらないため他社への切り替えを速やかに実行する予定です。燃料価格・電力取引価格が半年以上にわたり高騰する中、割安な料金水準を維持してくれたスマートテックには感謝したいです。


乗り換え先はどうすればよいか


 現在、新電力の値上げや撤退が相次いでいる状況です。乗り換え先の新電力で再び値上げに巻き込まれるリスクも否定できません。また、新規契約の受け付けを継続している新電力の中には申込殺到のため、切り替え手続きに2ヶ月以上を要するものもあります。そらエネでんきの値上げのタイムリミットである「9月」に間に合わないリスクもあります。新電力に切り替えるのであれば、速やかに手続きを行うことを推奨します。


 リスクを回避するのであれば大手電力の従量電灯プランがおすすめです。状況が落ち着くであろう2023年5月以降にまた当サイトを参考に新電力への切り替えを検討してください。サイトの更新は細々と継続していく予定です。


燃料費調整単価


 多少のリスクはあっても新電力への切り替えを希望される方には、燃料費調整に上限を設けている料金プランをおすすめします。既に一部の地域では燃料費調整単価が上限に到達、残りの地域も秋までに順次上限に達するため、燃料費調整に上限を設けている料金プランが有利な情勢です。




関連記事


地域別 電気料金比較表

電気料金比較シュミレーション

電力自由化Q&A

項目別おすすめ

人気の電力会社