東京電力エナジーパートナーの電気料金プランやセット割を詳しく解説

広告

東京電力エナジーパートナーの概要

親会社 東京電力ホールディングス 電力調達 自社メイン
供給エリア 沖縄・離島除く全国 契約条件 特に無し

特徴

・新電力は不安だ、という人におすすめ
・LPガス会社との連携強化 セット割引で攻勢
・新電力と比較すると割高


 これまで関東地方の電力供給を独占してきた東京電力。しかし電力自由化が始まって2年で東京ガスをはじめとする新電力に1割を超える顧客を奪われてしまいました。


 そんな東電もただ手をこまねいているわけではなく、中部地方や関西地方にも進出して顧客の獲得を進めているほか、関東でも新たな料金プランを投入して顧客の繋ぎ止めに必死です。


 そんな東電の料金プランを詳しく解説していきます。




料金プランとサービスの解説


乗り換えでいくらお得になる?


 世帯人数別の平均使用量をもとに、東京電力の標準メニューである従量電灯Bと電気代を比較します。


シュミレーション条件
年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
東京電力エリア
スタンダードS
0円 0円 0円 0円
東京電力エリア
プレミアムS
+10419円 +21313円 +420円 -4392円

 詳細な料金シミュレーションは電気料金一括シミュレーションで確認できます。


 東京ガスなどの新電力と比較すると、どうしても見劣りする料金水準です。また、東電のプレミアムプランなど一部のプランは使用量などの条件によっては東電の標準メニュー(従量電灯)より割高になるので、契約する場合はよくシミュレーションしてください。


各料金プランの解説


 料金プランの種類が多いので、簡単に特徴を解説します。


スタンダードプラン
 標準的な使用量の世帯向けのプラン


プレミアムプラン
 電気の使用量が多い世帯向けのプラン。


アクアエナジー100 関東のみ
 東電が保有する水力発電所の電気を使えるというプランです。
 CO2排出量「ゼロ」を謳っています。新規受け停止中。


 この他にもオール電化用のプランや、夜間の料金が安いプランなどがあります。


セット割引は?


セット割対象サービス 詳細 割引額
都市ガス 東電のガスとセット契約 月100円引き
(年間1200円)

 東電はガス自由化にも参入しており、ガスと電気をセット契約にすることで割引がありますが、ガス・電気ともに新しい会社に別々に乗り換えた方が「圧倒的にお得」なのでおすすめはしません。セット契約にするなら2人以上世帯ではa href="../tokyo-gas.php">東京ガスの方が安いです。


 過去にスタンダードS、プレミアムなどで電気料金に約0.5%のポイントを付与していましたが、現在はこのポイント付与は無くなっています。


付帯サービス


 スタンダードプランとプレミアムプランには「生活駆けつけサービス」が無料付帯しています。


 電気設備、水回り、カギ、窓ガラスのトラブル発生時に応急対応を無料で行うというものです。部品代が実費で発生する場合がありますが、90分(電気設備は60分)までの作業費・出張費が無料です。


支払い方法は?


 上で紹介した「自由化プラン」については、口座振替とクレジットカード払いのみです。コンビニ払いには対応していないこと、また口座振替を選んでも「口座振替割引」(月55円)は無いので注意してください。ちなみに口座振替割引は2024年9月で廃止されます。


東京電力エナジーパートナーの評価


環境面は?


東電の環境への配慮はどうか  CO2排出量を示すCO2排出係数を見ると、東電の値は0.451kg-CO2/kWh(2021年度実績)と、電力会社としては平均的な水準です。


東京電力より安い電力会社は?


 関東エリアで東京電力よりも電気代が安い電力会社を紹介します。


2人以上世帯で電気代が安い電力会社


 2人以上世帯の平均的な使用条件では、TERASELでんきの「超TERASEL東京B」が安いです。この条件では、東京ガス「基本プラン」やENEOSでんき「Vプラン」といった主要新電力と比較してももちろん割安です。東京電力エナジーパートナーの標準メニュー(スタンダードS)との料金比較は以下のとおり(2025年2月分の燃料費調整額・料金、ポイント還元含む)


使用条件 年間節約額
TERASELでんき
超TERASEL東京B
2人暮らし
30A/月348kWh
-8159円
3人暮らし
40A/月391kWh
-10722円
4人暮らし
50A/月437kWh
-13566円

 初期費用や解約違約金などもありません。2人以上世帯の平均的な使用量では「TERASELプラン」よりもこちらの方が安いです。テラセルでんきは大手総合商社の伊藤忠商事グループのエネクスライフサービスが提供しています。


 新規契約で4000円相当のポイントなどがもらえる特典を提供しています。2025年2月28日までの申し込みが対象です(通常は2000円分のポイント付与) 供給開始から12ヶ月間の電気代の合計が2万円以上などの条件があります。


 加えて契約容量が40A以上の場合は更に追加で4000円分のポイントが付与されます(関西・中国・四国は対象外)供給開始から12ヶ月間の電気代の合計が4万円以上などの条件があります。詳しくは公式サイトでご確認ください。



1人暮らしで電気代が安い電力会社


 1人暮らしの平均的な使用条件では、TERASELでんきの「TERASEL東京B」が安いです。東京電力エナジーパートナーの標準メニュー(スタンダードS)との料金比較は以下のとおり(2025年2月分の燃料費調整額・料金、ポイント還元含む)


使用条件 年間節約額
TERASELでんき
TERASEL東京B
1人暮らし
20A/月170kWh
-2413円

 初期費用や解約違約金などもありません。1人暮らしの平均的な使用量では「超TERASELプラン」よりもこちらの方が安いです。テラセルでんきは大手総合商社の伊藤忠商事グループのエネクスライフサービスが提供しています。


 新規契約で4000円相当のポイントなどがもらえる特典を提供しています。2025年2月28日までの申し込みが対象です(通常は2000円分のポイント付与) 供給開始から12ヶ月間の電気代の合計が2万円以上などの条件があります。


 加えて契約容量が40A以上の場合は更に追加で4000円分のポイントが付与されます(関西・中国・四国は対象外)供給開始から12ヶ月間の電気代の合計が4万円以上などの条件があります。詳しくは公式サイトでご確認ください。



オール電化住宅では出光でんき


 オール電化住宅には、出光でんきの「オール電化プラン」が安いのでおすすめです。


 出光でんきのオール電化プランは、東京電力のオール電化プラン「スマートライフ」と同じ時間割設定、電力量料金は同じ、そして基本料金が割安に設定されている分、お得になる料金体系です。例えば10kVA契約の場合、年間で約1400円安くなります。解約違約金や初期費用もありません。


 出光のガソリンスタンドでの給油がリッター2円引き(月100Lまで)、もしくは電気自動車を所有している場合は電気代が月200円割引になる特典もあります。


 公式サイトからの申し込みで、電気代が最大3000円割引になるキャンペーンを2025年3月31日まで実施しています。2025年7月分の電気代から3000円が値引きされます。割引額は繰越しできません。当サイトの試算には割引額を含めていません。





関連記事



地域別 電気料金比較表

電気料金比較シュミレーション

電力自由化Q&A

項目別おすすめ

人気の電力会社