東京電力のプレミアムSとLの違い

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東電のプレミアムSとL、何が違うの?


 東京電力エナジーパートナーが提供している「プレミアムS」と「プレミアムL」にはどのような違いがあって、どちらを契約すべきか分かりやすく解説します。



東京電力のプレミアムSとLの違い


 プレミアムSとプレミアムLの違いを整理します。


料金単価などは同じ


 プレミアムSとプレミアムLは、実は料金単価が「同じ」です。基本料金の計算単位が異なりますが、実質同じ料金単価が設定されており、同じ料金プランと言えます。


 付帯サービスなどについても、特に差は無く「同じプラン」です。


契約容量によってプランが変わる


 ではなぜSとLが別々に提供されているのかというと、契約容量によってプランが別れています。違いは以下のとおり。



 「A」と「kVA」で単位が異なりますが、100Vの家庭用電源では「60A=6kVA」なので計算は簡単です。更に噛み砕いて言うと60A以下の契約ならプレミアムS、60A以上の契約ならプレミアムLということになります。


 一般家庭では「プレミアムS」が一般的です。大きな住宅や店舗・事務所などでは「プレミアムL」を契約する場合があります。


 どちらを契約すべきか、というのは電気の契約容量によって決まるので、特に悩む必要は無いと言えます。Sを契約すべきなのにLを契約することは出来ませんし、その逆も然りです。




東電プレミアムプランの注意点


 東電プレミアムプランの注意点をまとめて終わります。


解約違約金が掛かる場合がある


 プレミアムプランには解約違約金の設定があります。



 東電のベーシックなプランである「従量電灯」にはこうした違約金はありませんし、また多くの新電力は解約違約金を設けていません。また、解約違約金を設けている新電力は、解約違約金を2〜3千円程度に設定していることが多いので、5000円という額はとても高いと言えます。


通常プランより割高になることがある


 プレミアムS・Lは、使い方によっては電気代が高くなる恐れがあります。


 東京電力のベーシックなプランである「従量電灯」と比べて、プレミアムは使用量が多い場合に割安となる一方、使用量が少ない場合は割高になります。従量電灯BとプレミアムSの料金比較は以下のとおり。


シュミレーション条件
お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
東京電力エリア
プレミアムS
+101178円 +20629円 -382円 -5313円

 一人暮らし、二人暮らしの平均使用量では従量電灯Bと比べて電気代が大幅に割高となるため注意が必要です。3人・4人暮らしでもマンション住まいや、戸建てで太陽光発電を設置している場合などには、割高となる恐れがあります。


新電力の料金プランより割高


 使用量が多い場合、従来プランよりも割安となる料金設定ですが、割安な料金プランを提示している新電力会社のプランと比べると割高です。東京電力エリアの割安な新電力の料金プランと比較します(東電「従量電灯B」との料金比較)


シュミレーション条件
お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
東京電力
プレミアムS
+101178円 +20629円 -382円 -5313円
東京ガス
基本プラン/電気のみ
-858円 -4563円 -6219円 -7991円
東京ガス
基本プラン/ガスセット契約
-1214円 -5322円 -7092円 -8986円
Pontaでんき
でんきM
-1800円 -1800円 -1800円 -1800円

 新電力の料金プランの方が、東電のプレミアムプランよりも安いです。


東京電力より安い電力会社は?


 関東エリアで東京電力よりも電気代が安い電力会社を紹介します。


1人暮らしで安いのは


 1人暮らし世帯にはPontaでんきがおすすめです。


 電気料金自体は東京電力の標準プランとほぼ同額(端数分、微妙に安い)で、毎月150円分のPontaポイントが付与されて「割引」になる料金体系です。年間で約1800円、東電の従量電灯Bより安いです。1人世帯では最安水準の料金プランです。


使用条件 年間節約額
Pontaでんき
1人暮らし
20A/月170kWh
-1800円

 KDDI系の会社が運営しているので安心感という点でもおすすめです。解約違約金や初期費用もありません。


 公式サイトからの新規申込みで2000円分のPontaポイントがもらえるキャンペーンを実施しています。この割引は当サイトの試算には含めていません。Pontaでんき開通月の翌翌月までに特典ポイントが付与されます。


Pontaでんきの公式サイト
初期費用・解約金なし

2・3人暮らし世帯で安いのは


 2・3人暮らし世帯では、CDエナジーの「ベーシックでんきプラン」が安いです。2・3人暮らし世帯の平均使用条件では、東京ガス「基本プラン」やENEOSでんき「Vプラン」といった主要新電力と比較してももちろん割安です。東京電力エナジーパートナーの標準メニュー(スタンダードS)との料金比較は以下のとおり(2024年3月分の燃料費調整額・料金、ポイント還元含む、同額の再エネ賦課金・政府電気代補助金は含まない)


使用条件 年間節約額
CDエナジー
ベーシックでんき
2人暮らし
30A/月348kWh
-6908円
3人暮らし
40A/月391kWh
-9512円

 初期費用や解約違約金などもありません。CDエナジーは大阪ガスと中部電力が共同で設立し、首都圏で営業している新電力会社です。


 電気の申し込みで千円分のポイントがもらえるキャンペーンを2024年3月31日まで実施しています。公式サイトからの申し込み限定です。
 加えて公式LINEとマイページ(カテエネ)に登録すると千円分のポイントがもらえるキャンペーンを実施しています(実施期限無し) いずれも登録費用などは掛かりません。


CDエナジー公式サイト

4人以上世帯で安いのは


 4人以上世帯では、CDエナジーの「ファミリーでんきプラン」が安いです(当サイトで掲載している449社・5517プラン中) 4人以上世帯の平均使用条件では、東京ガス「基本プラン」やENEOSでんき「Vプラン」といった主要新電力と比較してももちろん割安です。東京電力エナジーパートナーの標準メニュー(スタンダードS)との料金比較は以下のとおり(2024年3月分の燃料費調整額・料金、ポイント還元含む、同額の再エネ賦課金・政府電気代補助金は含まない)


使用条件 年間節約額
4人世帯
50A/月437kWh
ベーシックでんきB -12279円
ファミリーでんき -12679円

 初期費用や解約違約金などもありません。CDエナジーは大阪ガスと中部電力が共同で設立し、首都圏で営業している新電力会社です。


 「ファミリーでんきプラン」は1ヶ月の電気使用量が300kWhを下回ると東電標準メニューよりも割高になるので注意してください。太陽光発電を設置している新しい住宅などで注意が必要です。不安な場合は「ベーシックでんきプラン」を選んでください。


 電気の申し込みで千円分のポイントがもらえるキャンペーンを2024年3月31日まで実施しています。公式サイトからの申し込み限定です。
 加えて公式LINEとマイページ(カテエネ)に登録すると千円分のポイントがもらえるキャンペーンを実施しています(実施期限無し) いずれも登録費用などは掛かりません。


CDエナジー公式サイト

オール電化住宅ではCDエナジー


 東京電力エリアのオール電化住宅では、CDエナジーのオール電化プラン「スマートでんき」がおすすめです。


 基本料金単価、電力量料金単価ともに東電のオール電化プラン(スマートライフS・L)と同額で、ポイント還元の1%分、電気代が安くなります。燃料費調整も東電のスマートライフと同額の設定です。


 初期費用や解約違約金もありません。CDエナジーは大阪ガスと中部電力が共同で設立した新電力会社です。


 電気の申し込みで千円分のポイントがもらえるキャンペーンを2024年3月31日まで実施しています。公式サイトからの申し込み限定です。
 加えて公式LINEとマイページ(カテエネ)に登録すると千円分のポイントがもらえるキャンペーンを実施しています(実施期限無し) いずれも登録費用などは掛かりません。


CDエナジーの公式サイト
初期費用・解約金なし



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