エネクスライフサービスの売電のメリット・デメリット
エネクスライフサービス(テラセルでんき)の卒FIT売電サービスのメリット・デメリットを、他社と比較しながら詳しく解説します。
目次
エネクスライフサービスとは
伊藤忠商事系の会社
伊藤忠商事系のエネクスライフサービスが運営し、その親会社の伊藤忠エネクスが卒FITの太陽光余剰電力を買い取るサービスです。
エネクスライフサービスは伊藤忠系の会社で、「テラセルでんき」という電力販売サービスやレンタカーサービスなどを提供しています。その親会社の伊藤忠エネクスは大手総合商社である伊藤忠商事グループの中でプロパンガスやガソリンなど、エネルギーの小売や卸売を手掛けている会社です。

エネクスライフサービス売電サービスのメリット
エネクスライフサービスの卒FIT売電サービスのメリットを他社サービスを比較しながら解説します。
売電価格が高い
大手電力会社より売電価格が高く、また多くの地域で他の新電力会社と比較しても売電価格が高いです。地域別の売電価格は以下のとおり。
エリア | 買取価格 |
---|---|
北海道電力エリア | 11.0円/kWh |
東北電力エリア | 10.0円/kWh |
東京電力エリア | 12.5円/kWh |
中部電力エリア | 10.5円/kWh |
北陸電力エリア | 8.5円/kWh |
関西電力エリア | 10.0円/kWh |
中国電力エリア | 10.0円/kWh |
四国電力エリア | 8.5円/kWh |
九州電力エリア | 7.1円/kWh |
沖縄電力エリア | 非対応 |
いずれの地域でも、各地域の大手電力会社(東京電力や関西電力など)よりも高い売電価格で余剰電力を買い取ってくれます。電気とセット契約の場合は、売電価格が上表に+1.0円/kWh加算されます。

売電のみも可・セット契約の電気代も安い
エネクスライフサービスの売電サービスは、売電だけでの利用も可能です。他社から電気を買いながら、売電のみをエネクスライフサービスに切り替えることが可能です。オール電化住宅にお住まいでオール電化プランを利用している場合は、売電のみの切り替えがおすすめです(割高となるリスクが大きい)
また、エネクスライフサービスが提供しているテラセルでんきと一緒に売電サービスを利用すると、売電価格が1円/kWh上乗せになります。テラセルでんきは多くの地域で、各地域の大手電力会社の標準メニュー(オール電化プランではないもの)より電気代が安く、また他の新電力と比較しても電気代が安いです。
例えば4人世帯の平均使用条件(50A契約・月437kWh使用)で試算した場合、東京電力エナジーパートナーの標準メニューより年間で-13566円安、中国電力と比較して-13566円安いです。非オール電化住宅で、従量電灯相当の電気をお使いの方におすすめです。
なお、セット契約による売電価格の上乗せを受けるには、テラセルでんきの契約が必要です。まずは電気の切り替えを行った上で、テラセルでんきのマイページから売電サービスの申込みを行ってください。
テラセルでんきについては以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
解約違約金などが無い
エネクスライフサービスの売電サービスは特に解約違約金などはありません。また初期費用も無いので、費用負担の発生が無いので安心して利用できます。

エネクスライフサービス売電サービスのデメリット
デメリットを整理します。
北陸・四国・九州は他社より売電価格低め
大手電力会社の売電価格より高いものの、北陸・四国・九州では他社の売電価格と比較してエネクスライフサービスの売電価格はやや低いです。少なくとも「トップクラス」とは言えません。
これら3地域にお住まいの方は他社を検討するとよいでしょう。以下の記事で各社の売電価格を一覧比較できます。