わが家のテラセルでんき乗り換え体験記
電気料金の専門家としてこれまでに多数のメディア取材を受けてきた私が、自宅で実際に「テラセルでんき」の利用を開始した時の記録です。切り替えに掛かった日数なども細かく紹介します。
目次

わが家の使用状況
まずは参考までにわが家の電気の使用状況を紹介します。
地域 | 都内 |
---|---|
契約アンペア | 40A |
4人暮らしです。直近まで約3年間にわたり、燃料費調整額が無い東京電力エナジーパートナーのアクアエナジー100を利用していましたが、燃料価格の下落に伴い料金メリットが薄くなっており、また当面は燃料価格が再び高騰する可能性も低いとの判断から乗り換えを検討し、電気代が安くポイントバックもあるテラセルでんきを選びました。
テラセルでんきへの乗り換えの手順
続いて、私がテラセルでんきに切り替える際の手続きの流れを、実際の日付も交えながら紹介します。
日数 | イベント |
---|---|
0日目 | ネットから申込み |
3日目 | 供給開始予定日がメールで届く |
6日目 | マイページのログイン情報が届く |
18日目 | 予定日にあわせて契約が切り替わった (特に何も変化は無い) |
1年で最も混雑する2月末に申込み、3月中旬にはスムーズに切り替わりました。
それぞれ詳しく紹介します。
申込み
公式サイトから申込みました。
申込み時点で氏名や住所、直前まで利用していた電力会社(私の場合は東京電力)のお客様番号や供給地点特定番号と、クレジットカード情報を入力しました。現在お使いの電力会社から発行された検針票や請求書を手元に用意しておくとスムーズに入力できます。
申込みが完了すると、メールで「お申込み受付」という件名のメールが届きます。このメールには申込番号のほか、申込み手続き状況を確認できるページ(マイページとは異なる)へのアクセス情報も記載されていました。
「お申込状況確認」のページは手続きの進行にあわせて「お手続き準備中」「お手続き中」「お手続き完了」と進んでいきます。私はこれまでに20社近い電力会社を利用してきましたが、このようなページをマイページとは別に用意している電力会社は初めてでした。最初からマイページ上に表示してくれたらよいのに、と思いました。

供給開始予定日がメールで届く
申込みから3日後に「供給開始予定日のお知らせ」という件名のメールが届き、テラセルでんきに切り替わる予定日が通知されました。
供給開始予定日は、メールが届いた日から15日後の日付でした。
供給開始予定日の通知が無い新電力も少なくないので、通知がある方が安心して待てるので良いと思います。また予定日の通知、ならびに供給開始予定日ともにこれまでに利用した20社近い新電力の中でも速い方だったので良かったです。
マイページのログイン情報が届く
申込みから6日目に「TERASELでんきマイページへのログイン方法について」という件名でメールが届き、マイページへの登録方法を案内されました。
初回登録用URLを開いて必要情報を入力するとマイページの登録手続きが完了します。
多くの新電力は申込時にパスワードを設定する入力画面があり、申込みと共にマイページの登録手続きが完了します。テラセルでんきのようにマイページの登録手続きが分離しているところは珍しくはないものの、やや面倒に感じるところです。
供給開始
申込みから18日後にテラセルでんきからの供給に切り替わりました。
切り替えの翌日にテラセルでんきのマイページを確認したところ、前日分(供給開始初日)の電気使用量データが反映されており、これをもって切り替え完了を確認できました。テラセルでんきの電気使用量データの反映は1日1回まとめて(数時間遅れの随時ではない)ので、1日経って使用量データを確認できるまでは切り替え完了を実感できないと思います。

テラセルでんきを使ってみた感想
続いて、テラセルでんきを使ってみた感想を紹介します。
切り替え手続きはスムーズだった
繁忙期の申込みでしたが、切り替え手続きは迅速でトラブルも無く完了しました。
あえて不満点を挙げるとすれば、申込みとマイページの登録作業が分離している点です。多くの新電力は申込み時にパスワード設定を行うことでマイページの登録も同時に行うことが出来ますが、テラセルでんきでは上述のとおり申込み後にマイページの登録手続きを行う必要があるため、二度手間となります。他社ではクレジットカードの登録手続きが分離していたりすることもあるので、テラセルでんきが特段面倒というわけではないです。
マイページは機能が充実しているが・・
テラセルでんきはあまり事前に宣伝していませんが、マイページの機能が色々と充実していました。
他社と同様に電気使用量をグラフで確認できる機能(データ反映は1日1回)はもちろん、「家電別使用量」という機能もあり、家電製品ごとに電気使用量をAIが推定して表示する機能もありましたが、分析結果の正確性はかなり怪しいと感じます。参考になるのは1日の使用量の多い/少ないくらいだと感じました。
