東邦ガスと中部電力、まとめるならどっちがお得か数字で検証 | セット割の比較

中電と東邦ガス、まとめるならどちらがお得か。


 お互いに電気・ガスに参入して顧客を奪い合っている東邦ガスと中部電力。どちらも「セット割引」でお得な料金になるとアピールしていますが、本当にお得なのはどちらか。数字で検証します。



モデルケースで料金を比較してみよう


 百聞は一見にしかず。まずは東邦ガスと中部電力、両社の料金プランを比較してみましょう。


一人暮らし世帯での試算


 一人暮らし世帯のモデルケースでの試算です。


内容 ガス料金 電気料金 月合計 月の差額
東邦ガスのガスと
中電の電気
4338円 4377円 8715円 -
電気・ガスともに東邦ガス 4287円 4566円 8853円 +138円
電気・ガスともに中電 4130円 4356円 8486円 -229円
中電ガスと
ENEOSでんき
4215円 4257円 8472円 -243円
いずれも原料調整費などは含まず ガスは17立米、電気は170kWh:20Aで計算
中電セット契約はポイントプラン、東邦セット契約は「がすてきトクトク」

 セット契約にするのであれば、中電の方が安いです。東邦ガスは現状よりもむしろ高くなるという結果です。


 「電気・ガスともに中電」よりも、「中電ガス+新電力」の方が更に安いですが、差は微々たるものです。一人暮らしの場合は中電にまとめるのがおすすめです。


中部電力 公式サイト

2人暮らし世帯での試算


 総務省「家計調査」から推定した、2人暮らし世帯の「平均使用量」によるシミュレーション結果を紹介します。


内容 ガス料金 電気料金 月合計 月の差額
東邦ガスのガスと
中電の電気
6829円 9351円 16180円 -
電気・ガスともに東邦ガス 6709円 9091円 15800円 -380円
電気・ガスともに中電 6300円 9305円 15605円 -575円
中電ガスと
HTBエナジー
6429円 8791円 15220円 -960円
いずれも原料調整費などは含まず ガスは31立米、電気は348kWh:30Aで計算
中電セット契約はポイントプラン、東邦セット契約は「がすてきトクトク」 HTBはウルトラ30

 中電にまとめた方が安いです。


 なお、ガスを中電に切り替えつつ、電気を安い新電力会社に切り替えた方が更に安くなります。モデルケースでは年間4620円さらに安いので、別々に切り替えるのがおすすめです。


中部電力 公式サイト

3人以上の世帯での試算


 3人以上の世帯についても、モデルケースで試算します。3人世帯のモデルケースで試算しますが、世帯人数が増えても傾向は変わりません。


内容 ガス料金 電気料金 月合計 月の差額
東邦ガスのガスと
中電の電気
8181円 10862円 19043円 -
電気・ガスともに東邦ガス 8017円 10431円 18448円 -595円
電気・ガスともに中電 7520円 10656円 18176円 -867円
中電ガスと
HTBエナジー
7673円 9993円 17666円 -1377円
いずれも原料調整費などは含まず ガスは40立米、電気は391kWh:40Aで計算
中電セット契約はおとくプラン、東邦セット契約は「がすてきトクトク」 HTBはウルトラ40

 セット契約で検討する場合は、中電にまとめた方が安いです。


 ガスは中電に、電気は安い新電力会社を探してそれぞれ切り替えることで更にお得になります。


中部電力にまとめるデメリットもある


 中電にまとめる「デメリット」も指摘しておきます。


電気のプラン変更が必要


 中電のガスは、中電の電気をセット契約にすることでガス料金が2%安くなるセット割引が適用されています(上の中電セット契約の試算はセット割込み)


 ですが、中部電力の標準的なプラン(従量電灯プラン)はこのセット割引の適用対象外となります。セット割引を適用するには「ポイントプラン」や「おとくプラン」などへのプラン変更が必要です。ちなみに、ポイントプランは従量電灯と同額で、ポイント還元分(0.5%)お得になるというプランです。


 申し込みはガスの切り替え手続きとあわせて、公式サイトのカテエネから出来ます。


セット契約しない方がお得になる場合もある


 上の試算でも示したように、二人暮らし以上の世帯ではセット契約せずにガスは中電、電気を新電力会社と契約した方がお得になります。


 特に電気・ガスの使用量が多い世帯ではその傾向がより顕著になります。
 とことん節約したい人には、セット契約ではなく「べつべつの契約」をおすすめします。


中部電力 公式サイト

東邦ガスのデメリット


 料金以外の面から、東邦ガスと契約するデメリットを紹介します。


20A以下は電気代が高くなる


 東邦ガスの電気料金プランは、20A以下の契約では中部電力の標準的なプランである「従量電灯」よりも割高になります。


 正確には20Aでも月360kWh以上使えば中電よりも割安になりますが、20Aの契約でそれほど使うことは稀なので、基本的には20A以下で電気を使っている場合は高くなります(一人暮らし世帯など)


電気の環境負荷が大きい


 東邦ガスの電気には、CO2排出量が多いというデメリットがあります。
 排出量は1kWhあたり707gと、472gの中部電力と比較して1.5倍です。これは全国の新電力会社の中でも悪い成績です(いずれも2019年9月時点の最新値である2017年度実績)


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