東邦ガスの夜トクプランを専門家が解説
東邦ガスの電気「トクトクタイムプラン(夜トク)」のメリット・デメリットを、電気料金の専門家としてこれまでに多数のメディア取材を受けてきた私、石井が他社と比較しながら分かりやすく解説します。
目次
料金プランとサービスの解説
トクトクタイムプラン(夜トク)の概要を解説します。
いくら安くなるのか
オール電化プラン相当の料金プランなので、深夜に安く昼間に高い料金体系となっています。時間帯割などは中部電力ミライズのオール電化プラン「スマートライフ」に準じた内容となっており、中電ミライズと比較して深夜料金と基本料金が割安に設定されています。当サイトで設定しているオール電化住宅モデルケースでの料金シミュレーションは以下のとおり(10kVA契約、月480kWh 同額の再エネ賦課金、燃料費調整額は含まない)
| 月料金 | |
|---|---|
| 東邦ガス トクトクタイム(夜トク) |
12364円 |
| 中部電力ミライズ スマートライフL |
12492円 |
モデルケースで年間1536円、中部電力ミライズより電気代が安くなる結果です。使用量や契約容量がモデルケースより小さい場合は節約額はもう少し小さくなります。

支払い方法は?
口座振替とクレジットカード払いに対応しています。
解約時の違約金は?
解約違約金などはありません。
東邦ガス 夜トクのメリット
主に中電ミライズのオール電化プランと比較しながら解説します。
中電ミライズと同様の料金体系
東邦ガスのトクトクタイムプラン(夜トク)は中部電力ミライズのオール電化向けプランである「スマートライフ」に準じた料金体系となっています。時間帯割なども同じに設定されているので、料金の比較がしやすいです。
深夜料金と基本料金が割安
中部電力ミライズのスマートライフに準じた料金設定とした上で、深夜料金と基本料金を中部電力ミライズよりも割安に設定しています。昼間や朝夕料金は同単価の設定なので、深夜と基本料金が安くなる分、電気代が安くなります。
記事前半でも紹介したとおり、当サイトでオール電化住宅のモデルケースとして設定している10kVA契約・月480kWhを使うケースでは年間で1536円安くなる結果となりました。

オール電化住宅でなくとも利用できる
他社のオール電化プランではエコキュートなど電気でお湯を沸かす設備を設置していることが、契約条件となっている場合があります。東邦ガスのトクトクタイムプラン(夜トク)ではそのような制限がありません。
例えばガスを使いながら太陽光発電と蓄電池を設置しているご家庭では本プランが一般的な料金プランよりお得に使える場合があります。東邦ガスの公式サイトでは電気自動車の充電にも、と紹介されていますが一般的な走行距離で非オール電化・太陽光発電無しのご家庭だと本プランのような時間帯制プランではなく、一般的な料金プランで割安な電力会社を選んだ方が安くなるケースが多いです。
東邦ガス 夜トクのデメリット
デメリットも指摘します。
昼間や朝夕は安くない
中部電力ミライズのスマートライフと同額の設定ではありますが、オール電化向けプランなので一般的な料金プランと比較して、昼間や朝夕の時間帯は電気代が割高です。非オール電化住宅で利用すると、中部電力の標準メニュー(従量電灯B・C)より割高になるリスクがあります。
注意すべきは電気自動車を保有している世帯です。公式サイトでは電気自動車の充電にも、と紹介されていますが非オール電化で太陽光発電も設置していない住宅ではこのような深夜が安い(昼間高い)料金プランは料金削減メリットが無いケースが少なくありません。住宅で使用する電気の方が、充電に使う電力量よりも大幅に多いので、昼間の料金が高くなることでデメリットとなりやすいです。
中電の旧オール電化プランと比べて割高
東邦ガスのトクトクタイムプラン(夜トク)は中部電力ミライズの現行のオール電化プランであるスマートライフ」と比較してしっかり安くなる料金体系ですが、旧プランと比較すると割高になるリスクが大きいです。旧プランとはEライフプランなど、現在は新規申し込みができない料金プランを指します。
中電ミライズの旧プランは一度解約すると再契約は出来ません。中電旧プランより「安い」と言えるオール電化プランは今のところ見当たらないので、値上げされるまで今のプランを使い続けることを強く推奨します。

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