TOKAIでんきの概要
運営会社 | ザ・トーカイ | 電力供給 | T&Tエナジー |
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供給エリア | 中部電力管内 | 契約条件 | 特になし |
目次
TOKAIでんきの特徴
- TOKAIの電気
- TOKAIと東京電力の合弁会社が電力供給
- ガスとのセット割引きも
- 2023年5月分から値上げ
プロパンガスや宅配水、住宅リフォーム事業などを手掛けるTOKAIグループの電力サービスです。電力供給はTOKAIと東京電力エナジーパートナーの共同出資会社であるT&Tエナジーが行います。
電気だけでも契約出来ますが、中部電力や東邦ガスの電気・ガスセットプランとも比較しながらメリット・デメリットを詳しく解説します。

料金プランとサービスの解説
乗り換えでいくらお得になる?
乗り換えで、電気料金がどれくらい安くなるのか。
世帯人数別に、平均的な電気使用量で大手電力会社の標準的なプランである「従量電灯」と比較します。
お得率と年間節約額 | 20A / 月170kWh |
30A / 月348kWh |
40A / 月391kWh |
50A / 月437kWh |
中部電力エリア TOKAIでんきS |
-1.6% -812円 |
-3.1% -3428円 |
-3.0% -3913円 |
-3.0% -4432円 |
使用量が月270kWhを超えると中部電力の標準プラン(従量電灯B)より約3%安くなる料金体系です。使用量が270kWh以下の場合も、割引率は3%より小さくなるものの中部電力の標準プランよりも安くなる料金設定です。
当サイトのTOKAIでんきの試算にはセット割引は含めていません。なお2023年5月分から値上げします。上記シミュレーションは値上げ前の料金での試算です。

なお、この料金プランには燃料費調整の上限が設定されていません。上記の料金シミュレーションでは燃料費調整の上限を考慮していないため、燃料価格の推移によっては試算値よりも高くなる場合や、燃料費調整に上限を設けている大手電力の従量電灯よりも高くなる場合があります。他の料金比較サイトを利用する場合も注意してください。料金一括シミュレーションでは最新月の燃料費調整単価をもとに試算できます(市場連動型の調整単価は一部未反映)
2023年3月分の燃料費調整単価を含めて計算すると、TOKAIでんきは中部電力の標準メニューである従量電灯Bよりも割高になっています。なお、東邦ガスの電気や中部電力のガスセット契約向けのプランも同様に燃料費調整に上限ありません。TOKAIでんきと同様に割高になっています。
セット割引は?
セット割対象サービス | 割引額 |
都市ガス(東邦ガスエリア) | 月200円 |
TOKAIガスとセット契約にすることで、月200円がガス料金から割り引かれるセット割があります。ガス料金プランについては以下の記事で解説しています。
解約時の違約金は?
解約違約金などはありません。
支払い方法は?
クレジットカード払いと口座振替に対応しています。

TOKAIでんきの評価
燃料費調整無しで電気代高騰
TOKAIでんきの燃料費調整には上限がありません。2022年から燃料価格の高騰が続いてる状況で、燃料費調整に上限が設定されている中部電力の従量電灯B・Cは燃料費調整が上限に張り付いたまま推移しています。
そのため燃料費調整を含めた電気代は、基本的に大多数の一般家庭においてTOKAIでんきは中部電力の従量電灯よりも割高になっており、現在は契約を推奨できる状況にありません。
他の新電力でも同様に、東邦ガスやENEOSでんき、auでんき、電気料金比較サイトなどで「安い」と宣伝されているテラセルでんきやオクトパスエナジーなども燃料費調整に上限が無く、中部電力の従量電灯より電気代が高くなっています。今は電気を乗り換えるべきタイミングではありません。中部電力の電気ガスセット契約対象プランにも上限が無いので注意してください。
なお、ガスについても同様に原料費調整という仕組みがあり東邦ガスの「一般料金」には上限がありますが他のガス会社にはありません。2022年12月に一時上限を超えましたが、もともとの上限がかなり高く、また足元では燃料価格は下落しているのでガス会社の乗り換えは今もおすすめできる状況です。東邦ガスエリアのガス会社の比較は以下の記事で。
環境面・エコ
電源構成などは公表していません。
環境省が公表したCO2排出係数のデータによると、TOKAIでんきの供給元であるT&TエナジーのCO2排出量は1kWhあたり499g(2020・19年度実績)と、中部電力ミライズの同424gや東邦ガスの同483gと比べてやや多いものの、新電力としては「平均的」と言える水準です。