東京ガスに電気ガスをまとめるメリット・デメリット

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東京ガスと東京電力を比較します


 激しい競争を繰り広げている東京ガスと東京電力。どちらに契約を「まとめる」のがお得なのか、数字で検証します。



まずは料金を比較してみよう


 百聞は一見にしかず。まずは東京ガスと東京電力、両社の料金プランを比較してみましょう。


一人暮らし世帯での試算


 1人暮らしの平均使用量での試算結果を紹介します。


内容 ガス料金 電気料金 月合計 月の差額
東京ガスのガスと
東電の電気(従量電灯B)
3229円 4282円 7511円 -
電気・ガスともに東京ガス 3229円 4131円 7360円 -151円
電気・ガスともに東電
(電気:スタンダードS)
3132円 4159円 7291円 -220円
いずれも原料調整費などは含まず ガスは17立米、電気は170kWh:20Aで計算
東電は「スタンダードS」、東ガスは「基本プラン」

 上記の試算には燃料費調整を含めていません。燃料費調整の計算方法は上記の電力会社はいずれも同じですが、東電の従量電灯のみ燃料費調整に上限があり、その他(東京ガス、東電スタンダードS)には上限がありません。


 2023年3月分の燃料費調整単価で試算すると、東京電力のスタンダードS(ガスセットプラン)も東京ガスも、東電の従量電灯Bより電気代合計額が高くなってしまうため注意してください。今から契約するなら燃料費調整に上限があるプランを推奨します。


二人暮らしでの試算


 総務省「家計調査」から求めた、2人暮らしの平均使用量での試算結果を紹介します。


内容 ガス料金 電気料金 月合計 月の差額
東京ガスのガスと
東電の電気(従量電灯B)
5100円 9477円 14577円 -
電気・ガスともに東電
(電気:スタンダードS)
4947円 9329円 14276円 -301円
電気・ガスともに東京ガス 5100円 8925円 14025円 -552円
いずれも原料調整費などは含まず ガスは31立米、電気は348kWh:30Aで計算
2人世帯の平均使用量です

 2人暮らしの場合、東京電力より東京ガスのセット契約の方が安いです。


 なお、上記の試算には燃料費調整を含めていません。燃料費調整の計算方法は上記の電力会社はいずれも同じですが、東電の従量電灯のみ燃料費調整に上限があり、その他(東京ガス、東電スタンダードS)には上限がありません。


 2023年3月分の燃料費調整単価で試算すると、東京電力のスタンダードS(ガスセットプラン)は東電の従量電灯B(標準プラン)より電気代合計額が高くなってしまうため注意してください。東京ガスの電気も今後の燃料価格の推移によっては一時的に東電従量電灯Bより高くなるリスクがあります。今から契約するなら燃料費調整に上限があるプランを推奨します。


東京ガスの電気の公式サイト


3人暮らしでの試算


 総務省「家計調査」から求めた、3人暮らしの平均使用量での試算結果を紹介します。


内容 ガス料金 電気料金 月合計 月の差額
東京ガスのガスと
東電の電気(従量電灯B)
6144円 11078円 17222円 -
電気・ガスともに東電
(電気:プレミアムS)
5859円 10973円 16832円 -390円
電気・ガスともに東京ガス 6144円 10360円 16504円 -718円
いずれも原料調整費などは含まず ガスは39立米、電気は391kWh:40Aで計算

 3人暮らし世帯では、東京電力より東京ガスのセット契約の方が安いです。


 なお、上記の試算には燃料費調整を含めていません。燃料費調整の計算方法は上記の電力会社はいずれも同じですが、東電の従量電灯のみ燃料費調整に上限があり、その他(東京ガス、東電スタンダードS)には上限がありません。


 2023年3月分の燃料費調整単価で試算すると、東京電力のプレミアムSあるいはスタンダードS(ともにガスセットプラン)は東電の従量電灯B(標準プラン)より電気代合計額が高くなってしまうため注意してください。東京ガスの電気も今後の燃料価格の推移によっては一時的に東電従量電灯Bより高くなるリスクがあります。今から契約するなら燃料費調整に上限があるプランを推奨します。


東京ガスの電気の公式サイト


4人暮らしでの試算


 総務省「家計調査」から求めた、4人暮らしの平均使用量での試算結果を紹介します。


内容 ガス料金 電気料金 月合計 月の差額
東京ガスのガスと
東電の電気(従量電灯B)
6274円 12770円 19044円 -
電気・ガスともに東電
(電気:プレミアムS)
6086円 12246円 18332円 -712円
電気・ガスともに東京ガス 6274円 11875円 18149円 -895円
いずれも原料調整費などは含まず ガスは40立米、電気は437kWh:50Aで計算

 4人以上の世帯の場合、東京電力より東京ガスのセット契約の方が安いです。


 なお、上記の試算には燃料費調整を含めていません。燃料費調整の計算方法は上記の電力会社はいずれも同じですが、東電の従量電灯のみ燃料費調整に上限があり、その他(東京ガス、東電スタンダードS)には上限がありません。


 2023年3月分の燃料費調整単価で試算すると、東京電力のプレミアムS(ガスセットプラン)は東電の従量電灯B(標準プラン)より電気代合計額が高くなってしまうため注意してください。東京ガスの電気も今後の燃料価格の推移によっては一時的に東電従量電灯Bより高くなるリスクがあります。今から契約するなら燃料費調整に上限があるプランを推奨します。


東京ガスの電気の公式サイト


結論


 結論をまとめます。


東京電力と東京ガスの比較


 東京電力と東京ガスのセット契約を比較した場合、条件によって優劣が入れ替わります。


1人暮らし 2人暮らし 3人世帯 4人以上
セット契約で
安い会社
東京電力 東京ガス 東京ガス 東京ガス

 東京電力には月100円のセット割引があります。使用量が多くても少なくても100円割引になるので、使用量が少なく料金が安い場合にこのセット割引のメリットが相対的に大きくなり、使用量が大きく料金が高い場合にはメリットが薄くなる傾向があります。


 東京ガスは電気料金が安いため、使用量が一定以上あると東電よりどんどん安くなる料金体系です。


東京ガスの電気の公式サイト

CDエナジーが東京ガス・東京電力より更に安い


 東京電力・東京ガスのセット契約よりも、CDエナジーのセット契約の方が更にもう1段安いです。


 CDエナジーは中部電力と大阪ガスが共同で設立した首都圏を営業エリアとしているエネルギー会社です。東京ガス・東京電力から顧客を奪うことを最大の目的としているため、料金も東京ガス・東京電力より割安に設定されています。


 電気は使用量によって「安い」プランが異なります。世帯人数別の平均使用量で最適な料金プランは以下のとおり。


世帯人数 安い料金プラン
1〜3人世帯 ベーシックでんき
4人以上世帯 ファミリーでんき

CDエナジーダイレクトの公式サイト

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