東急でんきの低圧電力「動力プラン」の解説
東急線沿線ではおなじみの東急でんき(東急パワーサプライ)では低圧電力(動力プラン)も提供しています。このプランの特徴を、東電など他社と比較しながら分かりやすく解説します。
目次
料金プランの解説
まずは料金プランの特徴を紹介します。
いくらお得になるのか
大手電力会社の「低圧電力」プランとの料金単価の比較と、小規模マンションのエレベーターを想定した年間削減額の目安です(契約容量3kW 月85kWh 力率85%)
1kWあたり |
小規模マンションEV | |||
東京電力エリア | -6.0% 1055.24円/kW |
-1.4% 17.12円/kWh |
-1.6% 15.54円/kWh |
-2666円 |
基本料金、従量料金ともに東京電力の「低圧電力」と比較して割安な単価が設定されています。ただし、上記の試算には燃料費調整を含めていません。燃料費調整の推移によっては東電より割高になる場合もあります。
支払方法は?
クレジットカードと口座振替に対応しています。
解約時の違約金は?
特に契約期間の定めは無く、解約によって違約金が発生することはありません。
東急でんき「低圧電力」のメリット
このプランのメリットを紹介します。
使用量が多くてもお得
前半でも紹介したように、他の新電力では基本料金が東電と比較して大幅に割安に設定されている反面、従量料金の単価が東電よりも「割高」な料金プランが一般的です。
そのようなプランでは、使用量が多い場合に東電と比較して割高になるリスクがあったり、あるいは想定したよりも電気代の削減効果が薄くなってしまう場合があります。
東急でんきは使用量が多い場合でも「ちゃんと安くなる」料金プランなので、特に使用量が多い場合にメリットがあります。例えばエアコンなどに適したプランと言えます。
東急でんき「低圧電力」のデメリット
続いてデメリットを紹介します。
使用量が少ない場合はお得感が低い
使用量が多い場合にお得になるとメリットのところで紹介しましたが、一方で使用量が少なく基本料金のウェイトが大きい場合には、他の新電力と比較して節約メリットが小さいと言えます。
他の新電力では基本料金が東電の低圧電力と比較して2割3割安い動力プランもあります(一方で従量料金単価は東電より割高) 例えば3kW契約で月85kWhの小規模マンションのエレベーターのケースでは、東急でんきは東電よりも年間2666円の節約になりますが、他の新電力では5000円あるいは6000円以上の節約になるところもあります。