よかエネが24年4月に値上げ。契約者が取るべき対処方法は | 容量拠出金

広告

よかエネの値上げを専門家解説


 2024年4月に電気料金を大幅に値上げするよかエネ。値上げの背景や影響、利用者が取るべき対処方法を、電気料金の専門家としてこれまでに多数のメディア取材(産経新聞、日経トレンディ、週刊女性自身ほか)を受けてきた私が解説します。



24年4月に電気料金を値上げする「よかエネ」


 よかエネが2024年4月から電気料金を大幅に値上げします。値上げの背景と影響を解説します。


値上げの理由は容量拠出金


 2024年4月からよかエネ電気の電気料金に新たに加算されるのが、容量市場負担金です。


 2024年度から、電力の小売を行っている会社が容量拠出金という費用を負担します。容量拠出金は将来の電力不足を防ぐために始まった容量市場という仕組みを支えるための費用負担です。


容量拠出金のイメージ

容量拠出金のイメージ

 よかエネ(グローバルエンジニアリング)以外の新電力会社・大手電力会社もこの容量拠出金の負担が始まります。なお、2023年6月に値上げを実施した大手電力各社はこの容量拠出金を織り込んで料金改定を実施しているため、容量拠出金の負担が始まっても値上げを実施しない可能性が高いです。同じタイミングで料金改定を実施したほかの新電力各社についても、料金を据え置くところが多いでしょう。


値上げの影響は? 大手電力より高くなる


 値上げにより、よかエネ電気の電気料金はどうなるのか。料金シミュレーションの結果をまとめます(月300kWh/30A契約、2024年1月分燃料費調整額含む、政府電気代補助金と再エネ賦課金含まない)


よかエネ
NORTH/EAST/SOUTH電灯
大手電力
従量電灯
北海道電力エリア 12372円 11383円
東北電力エリア 11028円 9215円
東京電力エリア 11205円 9229円
中部電力エリア 12597円 8842円
北陸電力エリア 10083円 9090円
関西電力エリア 13077円 7866円
中国電力エリア 9591円 9013円
四国電力エリア 10278円 9147円
九州電力エリア 12618円 7993円

 平均的な世帯(マンション住まいの2人暮らしを想定)の使用条件で、いずれの地域でもよかエネでんきが大手電力各社の標準メニューと比較して割高になります(容量拠出金が導入されない沖縄のみ、よかエネが安い)


 よかエネ側は「2025年度以降は2024年度に比較し小売電気事業者の負担が大幅に減少致しますので、お客様への容量拠出金負担単価も大幅に減少致します。」と説明していますが。確かに25・26年度は24年度と比較して容量拠出金が引き下がるものの、27年度分は再び高騰する点にも注意が必要です。


値上げ以外にも懸念点 電気代高騰リスク


 よかエネについて、今回の容量拠出金による値上げ以外にも懸念すべき点があります。


 よかエネは日本卸電力取引所の電力取引価格(システムプライス)を電気代に反映する市場連動型プランです。市場連動型プランは電力取引価格が高騰すると、電気代が高額になるリスクがあります。


電力取引価格2022年月間平均推移

高騰していた2022年の電力取引価格月間平均推移 ※よかエネはシステムプライスを参照

 電力取引価格が下がれば電気代が安くなりますが、昨今は電力取引価格の高騰が相次いでいます。例えば2021年1月に過去最高値となる63.07円/kWhを記録しましたが、この価格で計算すると「よかエネ」の電気代が23.69円/kWh、一般家庭の平均的な使用量300kWhで7107円も高くなります。


 よかエネの市場連動は他社の市場連動プランと比較して値動きがマイルドではありますが、市場連動型プランには料金高騰リスクがあるため当サイトでは一律に使用を推奨しません


よかエネ利用者が取るべき対処方法


 よかエネ利用者は値上げに備えてどう対処すべきか。対処方法を解説します。


2024年度は他社利用を推奨(沖縄除く)


 沖縄以外のエリアでは、よかエネは一般家庭の平均的な使用条件において東京電力や関西電力等の大手電力各社の標準メニューと比較して大幅に割高になります。よかエネを利用している人の多くは、電気代の節約を目的として利用しているはずなので、そのメリットが無くなることから他社への切り替えをおすすめします。


 よかエネでは25年度以降は容量拠出金が大幅に下落すると説明しており、それは事実ですが1年にわたり割高に推移するリスクがある点は留意すべきです


 25・26年度の容量拠出金は大きく引き下がるものの、27年度に再び大きく上昇します。


切り替えにおすすめの電力会社一覧


 地域別におすすめの新電力を紹介します(市場連動型プランは掲載していません) 世帯人数別の平均的な使用条件で、大手電力各社の標準メニューと料金を比較します。


お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
オクトパスエナジー
グリーンオクトパス
2023-12
-8287円 -18973円 -22427円 -26080円
ミツウロコでんき
従量電灯B
-270円 -6976円 -8844円 -10842円

お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
TERASELでんき
超TERASEL東北B
-1127円 -4830円 -6817円 -8758円
TERASELでんき
TERASEL東北B
-2182円 -5002円 -5674円 -6563円
ミツウロコでんき
従量電灯B
+1657円 -3062円 -4342円 -5711円

 世帯人数ごとの「平均使用量」で試算した、東京電力エナジーパートナーの標準メニュー(スタンダードS)と比較した年間でお得になる金額の目安です(2026年2月分の燃料費調整額・料金、ポイント還元原則含む、同額の再エネ賦課金・政府電気代補助金は含まない)


お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
TERASELでんき
超TERASEL東京B
-1683円 -8159円 -10722円 -13566円
CDエナジー
ベーシックでんきB
-1888円 -6667円 -9366円 -12221円
東京ガス
ガスセット契約
-928円 -3017円 -3648円 -4323円
東京ガス
電気のみ
-570円 -2248円 -2759円 -3305円

お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
オクトパスエナジー
グリーンオクトパス
2023-12
-1358円 -4005円 -5336円 -6736円
TERASELでんき
超TERASEL中部B
-1012円 -3814円 -5099円 -6444円

お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
オクトパスエナジー
グリーンオクトパス
2023-12
-6027円 -13830円 -16116円 -18558円
TERASELでんき
超TERASEL北陸B
-1156円 -4062円 -5242円 -6503円

お得率と年間節約額
1人
月170kWh
2人
月348kWh
3人
月391kWh
4人
月437kWh
奈良電力
ならでん電灯A
+249円 -7143円 -9367円 -11747円
コスモでんき
スタンダード
0円 -2640円 -5160円 -6120円
燃料費調整の関係で、多くの新電力が関電従量電灯Aより割高です

お得率と年間節約額
1人
月170kWh
2人
月348kWh
3人
月391kWh
4人
月437kWh
TERASELでんき
超TERASEL中国A
-1086円 -6213円 -8862円 -11695円
ミツウロコでんき
従量電灯A
-210円 -6584円 -8297円 -10129円
TERASELでんき
TERASEL中国A
-2693円 -6094円 -6962円 -7889円

お得率と年間節約額
1人
月170kWh
2人
月348kWh
3人
月391kWh
4人
月437kWh
TERASELでんき
超TERASEL四国A
-1048円 -6070円 -9363円 -12485円
オクトパスエナジー
グリーンオクトパス
2023-12
-1848円 -6285円 -7926円 -9681円
TERASELでんき
TERASEL四国A
-2711円 -6444円 -6955円 -7903円

 九州では新電力の利用を推奨しません。九州電力の従量電灯B・Cを推奨します。




関連記事


💡 【無料診断】お住まいの地域で、電気代がいくら安くなるかチェック!

わずか10秒で完了!全国の電力会社から最安プランが見つかります。