0円でんきの概要
運営会社 | オカモト(北海道) | 電力調達 | 不明 |
---|---|---|---|
供給エリア | 北海道、東北、沖縄除く | 契約条件 | 特に無し |
目次
0円でんきの特徴
- 基本料金が0円なので「0円でんき」
- 北海道帯広のオカモトが提供
- 2022年5月24日から新規申込受付けを一時停止
- 2022年8月に値上げを実施
「0円でんき」は2019年10月から提供が開始されました。運営元は北海道を中心にガソリンスタンドやスポーツジムのフランチャイズなどを営むオカモトです。オカモトはグループ売上高1000億円と新電力の経営母体としては規模が大きな会社と言えます。
そんな0円でんきのメリット・デメリットを他社のサービスと比較しながら解説します。

料金プランとサービスの解説
乗り換えでいくらお得になる?
乗り換えで、電気料金がどれくらい安くなるのでしょうか。
世帯人数別に、平均的な電気使用量のご家庭をシミュレーションしてみました。
お得率と年間節約額 | 20A / 月170kWh |
30A / 月348kWh |
40A / 月391kWh |
50A / 月437kWh |
東京電力エリア ファミリー向け |
+10.7% +5475円 |
+2.3% +2656円 |
-1.6% -2168円 |
-4.6% -7090円 |
中部電力エリア ファミリー向け |
+7.9% +4142円 |
+3.4% +3795円 |
0% -2円 |
-2.6% -3826円 |
北陸電力エリア ファミリー向け |
+7.2% +3200円 |
+3.0% +2878円 |
-0% -46円 |
-2.4% -2972円 |
関西電力エリア ファミリー向け |
+1.3% +587円 |
-8.1% -8205円 |
-9.8% -11456円 |
-11.3% -14933円 |
中国電力エリア ファミリー向け |
+6.2% +2901円 |
-4.7% -5026円 |
-6.4% -7740円 |
-7.7% -10643円 |
四国電力エリア ファミリー向け |
+3.8% +1797円 |
-5.6% -5970円 |
-7.4% -9169円 |
-9.0% -12591円 |
九州電力エリア ファミリー向け |
+10.6% +4893円 |
+3.7% +3745円 |
-0.3% -365円 |
-3.3% -4514円 |
基本料金が「0円」で、一律の料金単価が加算される料金体系です。当サイトの料金シミュレーションは2022年8月1日に実施される値上げ後の料金単価をもとにしています。
関西・中国・四国のファミリー世帯では新電力の中でも「最安水準」と言える料金設定です。
なお、この料金プランには燃料費調整の上限が設定されていません。上記の料金シミュレーションでは燃料費調整の上限を考慮していないため、燃料価格の推移によっては試算値よりも高くなる場合や、燃料費調整に上限を設けている大手電力の従量電灯よりも高くなる場合があります。他の料金比較サイトを利用する場合も注意してください。料金一括シミュレーションでは最新月の燃料費調整単価をもとに試算できます(市場連動型の調整単価は一部未反映)
セット割引は?
同社の別ブランドである「オカでん」にはオカモトのスタンドでの給油の割引特典などがありますが、0円でんきについてはそうした割引はありません。
解約時の違約金は?
以前は解約違約金がありませんでしたが、2022年8月から約款を改定し1年未満の解約で3000円の違約金が発生するようになりました。
支払い方法は?
クレジットカード払いと口座振替に対応しています。

0円でんきの評価
環境面・エコ
オカモトは電源構成を公表していません。環境省を通じて公表されているCO2排出係数は以下のとおりです。
年度 | 排出係数 |
---|---|
2020年 | 463g |
2019年 | 528g |
2018年 | 563g |
2017年 | 554g |
2016年 | 444g |
2015年 | 520g |
全体を通じて、新電力・大手電力の中でも平均的と言える水準です。特に環境負荷が大きい・小さいというわけではありません。

値上げを予告
オカモトは0円でんきの料金を値上げすることを発表しました。値上げ後の新たな料金単価は2022年8月1日利用分から適用されるとしています。値上げに関する詳しい解説は以下の記事で。