経済産業省と国土交通省は24日、3つの区域での洋上風力発電事業者の選定結果を公表した。
今回公表されたのは「秋田県能代市、三種町及び男鹿市沖」、「秋田県由利本荘市沖」、「千葉県銚子市沖」の3区域での洋上風力発電事業者。公募による選定事業者は3区域とも三菱商事系を中心としたコンソーシアムが選ばれた。
注目されるのは価格だ。これまで日本国内における洋上風力発電の売電価格は20台後半~30円/kWh前後とされてきた。今回の落札価格は11.99~16.49円/kWhと、従来の常識を大幅に下回る価格であった。発電コストが安いとされている石炭火力発電を下回る価格が提示されたプロジェクトもあり、日本において洋上風力発電の普及に弾みがつく可能性がある。
「秋田県能代市、三種町及び男鹿市沖」、「秋田県由利本荘市沖」、「千葉県銚子市沖」における洋上風力発電事業者の選定について / 経産省