シン・エナジー(神戸市)は17日、家庭向けを中心とした低圧電力の新規申込み受付けを一時停止することを発表した。再開は未定。既存契約者に対してはこれまで通りサービス提供が継続される。

同社は新規申込み受付けを停止する理由として、燃料価格高騰により安定的な電力調達が難しくなったことを挙げている。一部報道では、同社は4月末をもって高圧・特別高圧電力の販売から撤退することが報じられていた。

新電力業界をめぐっては燃料価格高騰の影響が拡大している。3月以降だけでもエルピオ楽天エナジーなどが新規申し込み受付を停止している。3月は新電力にとって年間で最も新規契約獲得が期待できる「繁忙期」にあたるが、将来の売上拡大機会さえ放棄せざるを得ない切迫した事態が拡がりを見せている。

新規お申込み一時停止のお知らせ(低圧)/ シン・エナジー