ホープ(福岡市)は電力小売事業を展開する子会社ホープエナジー(福岡市)について破産手続開始の申し立てを行うことを22日発表した。負債総額は300億円(ホープ発表)

ホープエナジーは2021年12月1日付けでホープより会社分割、ホープのエネルギー事業を継承していた。2020年6月期には売上高123億円売り上げていたが2021年1月に発生した卸電力取引所における電力取引価格高騰の影響を受け業績が悪化していた。22年3月中旬に各送配電事業者から託送供給契約の解除を通告され、事業の継続が困難な状況に陥った。

ホープは2018年3月に電力小売事業者として事業を開始。後発ながら2021年11月時点での販売電力量は14位(特別高圧5位、高圧10位)と急成長していた。自治体などの競争入札に応札し供給量を増やしていた。

子会社の破産手続開始の申し立て及び債権取立不能に関するお知らせ / ホープ (PDF)