沖縄電力は28日、電気料金の値上げを経済産業省に申請した。値上げ幅は家庭向けで平均39.3%、月260kWhを使う標準世帯で1ヶ月3473円の負担増となる。2023年4月の値上げ実施を目指す。

沖縄電力は資源価格の高騰と急速な円安の進行により収支が悪化。2022年度に485億円の経常損失を見込んでいる。燃料価格の変動を電気料金に転嫁する燃料費調整制度を導入しているが、燃料価格に上限を設けておりコスト上昇を電気料金に転嫁できない状況が続いている。

経産省の認可が必要となる規制料金に加え、認可が必要無いいわゆる自由化向けプランについても値上げする。