北陸電力は30日、電気料金の値上げを経済産業省に申請した。従量電灯の値上げ幅は家庭向けで平均42.7%、月260kWhを使う標準世帯で1ヶ月3082円の負担増となる。2023年4月の値上げ実施を目指す。

北陸電力は資源価格の高騰と急速な円安の進行などにより収支が悪化。2022年度過去最大となる1000億円の赤字を見込んでいる。

電気を届けるための費用にあたる託送料金についても値上げが見込まれており、電気料金への影響は更に大きくなる見通し。託送料金の引き上げ分を含めた値上げ幅は47.2%、月260kWhを使う標準世帯で1ヶ月3406円の負担増となる。