日本卸電力取引所(JEPX)のスポット市場で、北海道エリアの電力取引価格が上昇している。8日に発生した地震の影響で、北海道と本州を結ぶ北本連系線の一部が停止しており、電力供給に制約が生じているためだ。
今回の地震により、北本連系線3本のうち2本が停止した。このうち1本は14日に復旧したものの、残る1本については復旧のめどが立っていない。北海道と本州間の送電能力が制限される状況が続いており、需給の引き締まりが価格を押し上げている。
JEPXによると、地震の影響を受けた10日から14日受け渡し分の北海道エリアの電力取引価格は、平均16.51円/kWhとなった。地震発生前の直前期間の平均価格11.03円と比べると、大きく上昇している。
電力市場では、スポット価格は需給見通しを反映して前日に決定される仕組みとなっており、今回の地震による連系線停止の影響が、受け渡し日ベースで数日遅れて価格に表れた形だ。連系線の制約が長期化すれば、北海道エリアの価格変動が続く可能性もある。

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