パルシステム電力(東京・新宿)は12日、パルシステムでんきの値上げを発表した。

7月17日使用分から電力調達調整額を加算する。単価は1kWhあたり4.4円(税込) 従来の料金プランでは大手電力標準メニューと同水準の料金設定だったが、値上げの実施により大手電力標準メニューより割高な料金プランとなる。

同社は値上げに踏み切る理由として電力取引価格の高騰を挙げている。パルシステムでんきは電源構成に占めるFIT電気の割合が約86%と高い。新電力(小売電気事業者)がFIT電気を調達する際の価格は卸電力取引所の取引価格に連動するため、FIT電気の調達比率が高い新電力は電力取引価格高騰の影響を受けやすい。

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