
HTBエナジー(福岡市)は1日、約款を改定し電源調達調整を導入することを発表した。10月分の電気料金から新たな約款を適用する。
新たに導入する調達費調整単価は、日本卸電力取引所における電力取引価格を顧客が支払う電気料金に転嫁する仕組み。電力取引価格が基準価格を上回った場合、電気料金が上昇する。基準価格を下回る場合は電気料金が下落する。
燃料価格の高騰と電力需給の逼迫を受け、電力取引価格は高騰を続けている。電力取引価格の高止まりが続く現在の情勢下では、契約者の負担が増す恐れがある。
同社は電力取引価格高騰の影響を受け業績が悪化。大手旅行代理店エイチ・アイ・エス(東京・港)が全株式を売却し光通信(東京・豊島)の連結子会社の傘下に入った。