北陸電力は27日、従量電灯を含めたすべての料金プランを値上げ実施を表明した。

北陸電力は27日に行われた決算発表記者会見の中で、従量電灯(規制料金)を含めたすべての料金プランについて値上げを実施する方針を表明した。値上げの対象には経済産業省の審査が必要となる「従量電灯」も含まれる。従量電灯の値上げが実現すれば第二次石油危機後の1980年以来43年ぶりとなる。2023年4月の実施を目指す。

燃料価格高騰に伴い、電力各社の収益が悪化している。今回値上げを表明した北陸電力のほか、東北電力や中国電力も値上げを検討する方針を表明している。北海道電力は26日時点でも現時点で値上げを実施しない方針を示しており、大手電力10社でも対応が分かれそうだ。