楽天エナジーは20日、楽天でんきの料金単価を引き上げることを発表した。

家庭向けの契約が多い「プランS」の場合、従量料金単価が12.1~16.5円/kWh引き上げられる。基本料金は据え置く。月300kWhを使用する一般家庭の場合、東京エリアでは3630円の負担増となる。新たな料金は2023年4月1日から適用する。

従量料金単価の改定のほか、日本卸電力取引所における電力取引価格に連動する「市場価格調整単価」に新たに上限を設けることを発表した。算定に用いる電力取引価格の上限を30円/kWhとした。

楽天でんきでは値上げが相次いでいる。2022年6月には従量料金単価の引き上げと燃料費調整の上限を撤廃。同12月には市場価格調整を導入し実質値上げを行っている。