ソフトバンクとSBパワーは31日、「ソフトバンクでんき」の約款を変更し市場連動型の料金体系へ移行することを発表した。

「貿易統計」から算出する従来の燃料費調整額を改め、日本卸電力取引所における電力取引価格に応じて30分ごとに変動する電力市場連動単価と使用量により算出する「電力市場連動額」を導入する。

対象は東北、東京、関西、九州電力管内の「おうちでんき」「自然でんき」「くらしでんき」など。適用は6月1日から。北海道、中部、中国、四国、沖縄電力管内では電力市場連動額の採用を見送る。

市場連動型の料金プランは電力取引価格高騰により、電気代が高額になる恐れがある。近年、電力取引価格の高騰が頻発しており、足元でも高騰が続いている。

電力取引価格の月間平均値(上図)