エルピオ(千葉・市川)が5月1日から、家庭向けの電力販売に再参入する。

同社は電力取引価格高騰を受け、2022年3月に「エルピオでんき」のサービス提供を全エリア・全メニューで停止することを発表。推定12万件の契約を抱えていたが自社供給による電力販売から完全に撤退、ENEOSでんきの販売を行っていた。

5月から再始動する新たなエルピオでんきは東京・中部・関西電力管内を対象とし、自社で電力を供給する。「スタンダードプランS」では最低月額料金を設け、基本料金を0円とし電力量料金単価を一段階制とした。電力量料金には別途、燃料費調整額と需給管理費が加算される。需給管理費は1kWhあたり5.5円としている。燃料費調整に上限は設けていない。

「市場連動型プラン」も設定し、30分毎のエリアプライスに連動して変動する料金メニューも提供する。

「スタンダードプランS・L」は電気料金一括シミュレーションに掲載済み。

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