広島ガスは16日、家庭向けの電気の申込み受付けを開始した。同社が家庭向けに電力を販売するのは初めて。

申込み受付けを開始したのは「エコプランM」と「エコプランL」の2プラン。いずれも非化石証書(再エネ指定)を利用することで実質再生可能エネルギー100%の電力を供給する。一般家庭向けのエコプランMは基本料金と電力量料金の一段階目単価を中国電力の従量電灯Aより割安に設定。一般家庭の平均的な使用条件で、中国電力より年間約2000円安い。電力取引価格に連動する市場連動型プランには該当しない。電気の利用は同社グループのガス利用者を対象としている。

2016年の電力小売全面自由化を機に、ガス各社が電力小売事業に参入した。広島ガスより販売量が多い都市ガス7社はいずれも家庭向け電力販売を既に開始済みだった。