東急パワーサプライ(東京都世田谷区)は13日、東北電力(宮城県仙台市)と、首都圏の家庭向け電力販売に関する取次委託契約を締結したと発表した。東急パワーサプライは2025年9月下旬より、東北電力の電気料金メニューを首都圏の家庭向けに販売する。

今回の契約では、東急パワーサプライが取次事業者として、東北電力の電気料金メニューを首都圏の家庭向けに販売する。具体的な料金プランの内容については、2025年9月頃に改めて公表する。

両社は今後も連携を深め、より競争力のあるサービスを通じて顧客満足の向上を目指すとしている。

東北電力は2018年に東急パワーサプライに出資しており、出資比率は2024年3月末時点で33.3%にのぼる。大手電力各社は首都圏への攻勢を強めており、中部電力ミライズが出資するCDエナジーダイレクトや九州電力子会社の九電みらいエナジーなど子会社による事業拡大が続く。東急パワーサプライも東北電力の首都圏攻略の一翼を担うものとみられる。